深山茶屋(栃木県日光市野口422-7)
ちょっと前になるのですが、たまには遠出をしてみようかと考えて向かったのは「日光そばまつり」です。
快晴の土曜日に、車で軽快に向かった。
気分よく晴れ渡った空の向こうには、スカイツリーが異彩を放っている。
そして、日本の心、霊峰 富士山だ。
素晴らしい江戸の風景ですね。
首都高を抜けて浦和料金所を通過すると渋滞が始まった。
のろのろと走るが止まる事が殆どなかったので、それほど渋滞通過に時間を取られなかった。
道端は紅葉が残っている。
久しぶりに秋の風景を感じた。
下道に降りると日光市街。
市街地も渋滞で、脇道から目的地の「日光だいや川公園」を目指した。
蕎麦まつり会場手前から駐車場は満車。
会場前の駐車場も其の次の駐車場も全て満車。
会場を少し過ぎた駐車場も満車で、その先3㎞先に駐車場がありシャトルバスが動いている表示されていた。しかし、そのシャトルバスを一台も見てないので、仮に駐車場が空いていたとしても直ぐに蕎麦まつり会場に行けないのではないか予測した。
日光蕎麦まつりのホームページを見てここ迄来たのだけれど、もう少し親切に状況を説明しておいて欲しかったな。
目的は蕎麦まつり以外にもう一つあったので、日光蕎麦まつりは諦める事にして途中にあった「深山茶屋」という蕎麦屋で腹ごしらえ。
駐車場に車を止めて暖簾を潜る。
「名代 十割そば」と書かれている。
お店の中へは靴を脱いで上がるシステム。
私達の前の人に続いてお店の奥へ進むと、入り口の待合室で待てと言われる。
空席が幾つか見えたが、何故か待合室で5分程待たされた。
「どうぞ」と呼ばれて入って行くと壁際の大きなテーブルに案内されて、他に空席があるのですが「相席をご容赦下さい」と言われる。
そして「厨房が混み合っているので、天ぷらは時間が掛かる。もりそばをお勧めします」と言うので「深山もりそば」を二人前御願いした。
私達の後に若いカップルが来店したのだが、他にテーブルが空いているのに何故か私達の席に相席。
接客について気分が悪くなる不思議なお店です。
「深山もりそば」の汁三種と薬味が運ばれて来た。
「薬味は二人前となっています」と言われた???
えええ~~~ もしも、親父二人で入って、薬味は二人前ですと出されたら嫌だな。
たまたま私達は夫婦だからまだしも、他人同士だったらどうしましょう。
しかし、私達と相席のカップルには天ぷらは時間が掛かるとか何も言わなかった。
そして、実際に隣の男性は「天ザル大盛り」を頼んでいた。
とにかく不思議な店だ。
蕎麦が出される。
太さが不揃いの蕎麦の量は多め。
歯応えはありそうだ。
そのまま啜ってみる。
ほんのりと蕎麦の香りがして悪くはないね。
もりつゆは薄めですので、蕎麦を半分くらい汁に浸して啜る。
汁のインパクトが弱いですね。
サクッとした十割蕎麦の歯応え喉越しは悪くはない。
暖かい茸汁でいただいてみる。
汁は少し温くなっている。
これと言った特徴は無いですね。
とろろ汁でいただく。
玉子が新鮮なのか黄身が割れないですね。
とろろ汁も至って普通でした。
最後に七味を振ってもり汁でいただいた。
これは美味い。
素朴なそばの味が一気に華やかになります。
蕎麦は悪くないね。
最後にお勘定場でお支払い。
「御会計はおつりの無いように御願いします」と書かれていた。
だったら、料金設定を切りの良い金額にすれば良いのに、「深山もりそば 1,050円」「天もりそば 1,580円」とはどういう事だ!!
しかし、このお店は客商売のお店では無いのでしょう。
多分、趣味のお店なのでしょうね。
これだけお客に注文をつけるお店は初めてだ。
しかし、蕎麦まつりは残念だったな。
状況を知っていたら、電車で来たのにな。
今更仕方が無い、さ~てと気を取り直して益子に向かおう。