麺を究める日記

麺の探求がライフワーク

手打ちそば・うどん いわ(さいたま市北区宮原町4丁目7-10)

何度かお店の前を通りかかり気になっていたが、雰囲気が暗そうで素通りしていたが、思い切って足を運んだ。
看板の手打の文字が気になってどうしようもないのであった。
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暖簾を潜り店内に足を踏み入れると、左側に座敷が広がる。
テーブルを見ると禅味会さんでよく見かける、経机のようなものが並んでいる。
少し期待を膨らませ「どうぞお座り下さい」の声に外光の差し込む席に着いた。
テーブルの上のお品書きを見て、お店が禅味会さんのような形態である事から「鴨汁そば」をお願いした。
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お隣の席の男性二人連れの方々は「鴨汁そば 大盛」を注文したらしく、山盛りの蕎麦が運ばれてきた。
暫く室内を見回していると、テーブルに「お待ちどうさまでした」とおばさんが運んできた。
いい色の蕎麦ですね。
十割蕎麦の粗挽きの様である。
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少し透明感のある蕎麦をそのまま口に運ぶ。
圧縮された蕎麦の歯ごたえは、顎に伝わり美味さを予告しているようだ。
噛締めると後から甘みが口の中に広がる。
そして香りが後に残る。
美味いですね。
次に、熱々の鴨汁に半分くらい浸してからすする。
鴨の濃厚な油が蕎麦に絡み、口の中で丁度よい感じに調和されて美味いです。
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最後に蕎麦に七味を振ってから、汁に半分ぐらい浸して啜る。
七味の辛味が味の輪郭を引き締め、変化の付いた味はまた美味い。
蕎麦を食べ終えて蕎麦湯を飲んでご馳走様でした。
美味しい蕎麦でした。