鬼平犯科長（１２）

転勤があり忙しさに本を読む暇すらなかったが、此処のところ少しだけ余裕が出てきた。
そこで、久しぶりに鬼平犯科帳の更新です。
１２巻目の特に面白い項は「高杉道場・三羽烏」であります。
高杉銀平道場で若き日に学んだ竜虎、平蔵と左馬之助にもう一人又兵衛を加えて三羽烏といわれていた。
その、又兵衛は平蔵、左馬之助に続いて免許皆伝を貰う事が出来ず、とうとう高杉銀平先生の寝間から盗み去った。
しかし、その伝書は白紙、その後の又兵衛は盗賊と落ちぶれてゆく。
盗賊となった又兵衛に平蔵は、高杉一刀流の免許皆伝は白紙に戻る事、平蔵、左馬之助も白紙だった事を説明し腹を切るように迫るが、あくまでも戦う姿勢を崩さない。
そして、壮絶な戦いが展開される。
非常に面白いお話でした。

第七十八話　　いろおとこ　　　　　　 　　　昭和四十九年六月号
第七十九話　　高杉道場・三羽烏　　　　　昭和四十九年七月号
第八十話　　　見張りの見張り　　　　　 　昭和四十九年八月号
第八十一話　　密偵たちの宴　　 　　　 　 昭和四十九年九月号
第八十二話　　二つの顔　　　　　　　　 　昭和四十九年十月号
第八十三話　　白蝮　　　　　　　　　 　　　昭和四十九十一月号
第八十四話　　二人女房　　　　　　　　　昭和四十九年十二月号

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