巽蕎麦 志ま平(新宿区納戸町33)
出版社の建ち並ぶ道を進むが、前を歩くおっさんが歩行禁煙地区にも係らずプカプカ。
このような人は困りますね。
箪笥町辺りでそのおっさんは消えた。
牛込北町の交差点を少し進むとお店はある。
渋い入り口ですよ。
この道の蕎麦屋は全て訪問し、このお店は最後に訪問した。
靴を脱いでお店に上がり、掘りごたつのカウンターの端に座る。
お品書きを見て「二色せいろ」お願いした。
先客の蕎麦を手際良く作り次々と出す。
私のところには薬味とそばつゆが準備される。
そして私の注文の「二色せいろ」も出された。
器が上品で、蕎麦が際立つようなコーディネートだ。
そして蕎麦は見るからにレベルが高い。
二八はしっかりと圧縮されて、歯ごたえが強そうに見える。
そのまま啜ると、これは旨い。
きりっと冷えて、程よいのである。
深山は見るからに粗挽きです。
素朴な旨さが見て取れる。
おせいろを甘辛の汁に三分の一ほど浸して一気に啜る。
出汁もきいていて素朴な蕎麦との相性は抜群です。
山葵も試しますが言うまでもないでしょう。
レベルは高い!
深山をそのままいただく、
そして汁も試す。
旨いですよね。
穀物感があって、豊かな味わいが満足感を高めます。
山葵でいただくと奥深さが加わり、粗挽き蕎麦が素晴らしく旨い。
最後に七味を振っていただいた。
本当に美味しい蕎麦でした。
開店している時間が短くて、なかなか訪問出来なかったが、噂通りの蕎麦で良い蕎麦でした。