麺を究める日記

麺の探求がライフワーク

2013_08_27 鴨王 徐匯店(上海市徐匯区天鈅橋路20号)

出張二日目は夕刻にちょっと出掛ける事になった。
目的地の途中にある「百楽門舞庁・Paramount Ballroom」の前を通る。

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「百楽門舞庁・Paramount Ballroom」は1932年にオープンしたダンスホールで、当時は極東一のダンスホールと考えられていた。上流階級の社交場で、特に西欧式の学校に学び、西洋文化に強く影響された学生たちの社交場だった。しかし、その後はダンスホールとしての衰退期を迎え映画館となりそのまま今の姿を残す。2001年に台湾人企業家が巨費を投じて、ダンスホールを復元し過去の栄光を取り戻したと言われる。
1930年代の上海は東洋のパリと呼ばれて、世界で最も魅惑的で輝いたナイトライフを提供し続けたと言われる。そこには忘れてはならないショーダンサーが居たらしい。ミス・マヌエラと言う租界の高級クラブで人気No. 1のショーダンサーで、本名は山田妙子という。当時は上海に限っていえば李香蘭山口淑子)よりも人気が上だったらしい。

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用事を済ませて夕食をとる事にした。
訪問したのは、上海北京ダック2大チェーンの一つ「鴨王 徐匯店」です。
お店の中はいかにも中国と言った雰囲気。
丸テーブルに案内されて、メニューを見る。
当然ですが北京ダックをお願いする。

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暫くすると、調理人が目の前で捌いてくれます。
残った骨はスープにしてもらい、残すところ無く奇麗に食べる。
先ずは包む皮とザラメ砂糖とキュウリ、そして包む皮「春餅」ですね。

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ネギと甘いタレも目の前に置かれた。

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ピカピカの北京ダックの皮です。

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奥はお肉。

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先ずは皮にザラメ砂糖を付けてそのまま食べてみる。
美味しいものではないですね。

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「春餅」に北京ダックの皮を載せて、ネギに甜麺醤ソースを付けて載せて春餅をクルクルっと巻き付けて口に運ぶ。
美味いですね。

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お肉も同じようにして食べますが、私は春餅が好きなようです。
北京ダックよりも春餅が美味い事に気がつく。

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皮とお肉が一緒になったものもうただいてみる。
美味いですね。

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頼んでおいた料理が次々に出される。
スープも美味いですね。

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北京ダックのスープ、何故かサラダが二種類、蟹味噌豆腐、キュウリの漬け物、茹で落花生、ジャガイモの鍋等々。
しかし、お値段を聞いてびっくり、安いですよ。