麺を究める日記

麺の探求がライフワーク

日本ばし 長寿庵(中央区日本橋本町3丁目1-4)

昼食時に雨が降ったりしたら駆け込むお店「日本ばし 長寿庵」さんへ赤い暖簾を潜る。
際立った特徴が有るわけでもないが、この界隈では蕎麦屋としての風格は充分なのです。
ランチの時間帯のセットものなどは一切無く一品もののメニューだけ。
お客はそのメニューから選んで注文するだけだ。
私は「ねぎ南ばん 大盛り」を御願いする。

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ネギと貝割れ、天かす、蒲鉾に鶉の玉子。
汁は濃い江戸汁だ。
丼を持って汁を一口啜る。
辛い汁だけど鰹出しを程よく感じる。
蕎麦を手繰って啜る。
何とも奥深い歴史を感じさせる蕎麦です。
何代か続く蕎麦屋は、時代に応じた変化をしながら今に繋がっているはず。
何時の時代もこの界隈の人達に愛されて来た味なのでしょう。
汁の蕎麦だけれど頃合いを見計らってそば湯が供される。
蕎麦を奇麗に食べて汁を少し飲んで、そこのそば湯を注いで汁をまた飲む。
美味しかったです。