2914_07_30 帰国

帰国の日はホテルで朝食を食べません。

８時半にはチェックアウトし、空港に向かった。

チェックインカウンターでスーツケースを預ける。

すると、再検査の警告ランプが点灯し、別室でスーツケースを開けてチェックされます。

ホテルを出る前に、引っかかりそうなものは全て手荷物にしたし、何が引っかかったか見当がつかない。

この時に、隣のスーツケースじゃないのかなと思いながら検査室に向かう。

私の荷物がベルトコンベアーで送られて来た。

直ぐに鍵を開けろと言われたので、鍵を開けた。

しかし、モニターに私のスーツケースの画像が無いのである。

すると、もう一度検査すると言って、鍵の空いたままのスーツケースを機械に通す。

そのまま数分待っていても、何も言ってこないので、荷物はどうしたか聞くと問題なかったのでそのまま流れて行ったという。

「鍵を閉めてないけど、どうするんだ」と言うと「わからない」というようなジエスチャーをした。

「直ぐにスーツケースをこの場所に戻せ」と言うと「２０分以上かかるけど良いか」と言う。

この時点で、私は怒り爆発である。

自分たちの人為的ミスを謝りもせず、機械的に物を言う態度にどうにも我慢出来なくなった。

徹底的に文句を言って、航空会社の責任者と空港セキュリティーのブロック責任者がお詫びに来て、一件落着しました。

しかし、３０分はロスをしただろう。

何が何でも自分の非を認めない国にしてはすんなりと詫びて来たのには驚きました。

出国手続きを通過しラウンジへ向かい、朝食を食べながら仕事です。

このカレーが食べたかったのである。

これを食べるとホッとします。

そして旨いな。

インスタントのみそ汁もやけに旨い。

サンドイッチと甘い物を食べて御馳走様です。

今日はビールを飲まない。

お腹が一杯になって、パソコンでメールの処理をしていると、搭乗口が変更になったとアナウンスがある。

飛行機迄バスで移動だなと、搭乗口番号でわかる。

搭乗時刻となり搭乗口に移動する。

バスで飛行機迄移動し乗り込む。

日本の航空会社の便には日本人が多く乗るため、人を押分けて殺到する人は居ない。

席について映画を観る。

「レッド・オクトーバを追え！」The Hunt for Red October

1990年公開のアクション・サスペンス映画です。

ショーン・コネリー主演の米ソ冷戦時代の映画。

我々の年代には面白い映画ですね。

ぐ～っと引込まれてしまいました。

そして、最後が良いですね。

お～ぃ　まだ動かないぞ。

映画を観終わったという事は、2時間16分は経っているよ。

機長からアナウンスが2度程入る。

「管制塔からテイクオフの指示が出ません。何度も問い合せを掛けているが、全く反応がありません。もう暫くお待ちください」

え～～～っ　2時間半以上待っているよ。

仕方が無いのでもう一本映画を観る。

「はじまりは５つ星ホテルから」

超高級ホテルのサービスチェックをする女性の覆面調査員のお話。

世界中の高級ホテルを巡り歩いて、報酬をもらう誰でも羨む仕事だけれど、何時しか自分の生活に空虚感を感じ始める。

どうしようもない寂しさに、自分の人生を見つめ直すお話。

何となく良い映画だな。

飛行機をバックさせる車が来たので、もう直ぐだなと思ったが何時までも動かない。

ドライバーは新聞を読んだりしている。

困ったもんだな、この国は。

バックさせる車が来てから４０分もするとようやく動き出す。

機内で待った時間の通算は4時間１０分ぐらいでしょうか。

機内で4時間強は初めてです。

本当に信じられないなという思いがどうしようもない。

飛行機は飛び立ち、機長が詫びるが機長の責任ではない。

中国政府の責任だ。

東シナ海の上空を順調に飛行する。

今回はアルコールを抜こうと思っていたけど、どうにもストレスがあってビールを飲む。

奇麗な空だな。

この空は日本の上空でしょう。

おお～っ　富士山が見える。

落ち着きますよね。

そして夕焼けと三日月。

これは奇麗だ。

上海から成田迄の８時間の旅は疲れました。

しかし、これは酷いですね。

飛行機を降りて原因を直ぐに検索します。

江蘇省周辺の飛行場は前日から大混乱だったらしい。

それは、空軍の軍事訓練の影響だとか。

軍は認めていないけど、それしか原因は考えられないと言う事だ。

世界2位の経済大国のお金は、何処に使われているのだろう。

先進国でこんな事はあり得ないでしょう。

もっと飛行場を作りなさい、インフラ整備を急いで汚染を無くしなさいよ。

困った国ですね。

ああ～　疲れた！！