麺を究める日記

麺の探求がライフワーク

2015_10_16 帰国

何時ものようにホテルの朝食を食べて、帰国の準備をする。
荷物をまとめて忘れ物が無いか、部屋のチェックをする。
少し休憩して部屋を出てチェックアウトだ。
現地の取引先の中国人が高速鉄道の滄州西駅へ送ってくれる。
有り難い話だ。
中国ではタクシーにぼったくられる事が多いので、現地の取引先は気を使ってくれるのだ。
駅に着いて予約のチケットを受け取って、待合室に入る。
この駅の場合は、チケット売り場に入る時も荷物検査を行う。
チケット売り場を一旦出て待合室に入るのだが、その時はチケットと身分証明書を照合されてから荷物検査を受けるのだ。
たかが高速鉄道に乗るだけなのに、とにかく厳重にチェックされる。

イメージ 1

高速鉄道に乗り込み車窓を眺めると、この日も空気は酷い。

イメージ 2

マスクをしているが効き目は無いだろう。
気休めのようなものだ。
しかし、こんなスモッグの中で生活をしていて、健康被害は無いのだろうか。
凄い国だなと改めて思う。
1時間で北京南駅に到着する。
タクシーに乗り込み、首都北京空港第三ターミナルに向かう。

イメージ 3

相変わらず酷い交通渋滞だ。
運転手は渋滞を迂回しながら進む。

イメージ 4

高速道路を進む程に空気の状況は酷くなって行くように感じる。
ドライバーは窓を開けているので、外の空気がどんどん入ってくる。
目がチカチカしてきた。
同乗している同僚に目がチカチカしないか聞いてみると、目が変だと言う。

イメージ 5

発電所の近くを走っていたのだ。
これは酷い。
目に何か突き刺さるような感じだ。

イメージ 6

発電所脇を通過し15分も走ると空港に到着した。
マスクを外すと、石炭の燃えた匂いと何かの匂いが混ざったような匂いが漂っている。
凄いなと思う。
一般の市民の事を思うと、本当に心配になります。
私はトイレでうがいをして喉の薬を吸引する。
更に目薬をさしたが、異常に眼にしみるのだった。

JALのカウンターに行き、スーツケースを預ける。
すると、預かりものがあると言う。
9月末にJALラウンジに忘れたスーツの上着だ。
JALは流石ですね。
助かりました。

出国手続きを済ませて荷物検査に向かう。
中国で一番不快な場所です。
中国を離れる時に、一番不快に感じる北京空港の荷物検査なのだ。
何故、これほど態度が悪いのだろうか。
旅行で訪問した人達は、最後の最後に気分を悪くして帰国するのだから、中国にとって何も良い事は無いだろうと思う。
韓国の子供達も私の前後に大勢居て、出国手続きから荷物検査に進み玩具をそうとう没収されていた。
子供達の買い物も、もう少し配慮してあげれば良いのになとつくづく思う。
手荷物ではなく預けるとか、事前に指導すれば良い事だと思う。
とにかく、国の玄関口がこの態度では・・・

イメージ 7

気分直しにレストランでビールを飲んで食事をして、搭乗時刻となった。
管制塔を見ながら搭乗口に進む。
短い出張だったけれど、疲れますね。

イメージ 8

凄い景色ですね。
映画のワンシーンのようだ。
飛行機はもろともせずに飛び立つ。

機内で観た映画は「あん」
樹木希林主演のどら焼き屋「どら春」を舞台とした、ヒューマン映画と言えば良いでしょうか。
「私たちはこの世を見るために、聞くために、生まれてきた。この世は、ただそれだけを望んでいた。・・・だとすれば、何かになれなくても、私たちには生きる意味があるのよ。」元ハンセン病患者の老女(樹木希林)が生きると言う事の大切さを教えるヒューマンドラマです。
面白いですよ。

もう一つは「ME AND EARL AND THE DYING GIRL」という日本未公開のアメリカ映画です。
パロディ映画造りの好きな17才のグレッグの母が、同級生の女の子レイチェルと友人となる事を強制するところからドラマは始まる。
レイチェルは急性骨髄性白血病を患い、彼女のためにグレッグは映画を作る事を決める。面白い良い映画です。

イメージ 9

Olivia Cooke は可愛かったな。

イメージ 12

外の景色を見てみる。

イメージ 10

夜に向かって飛んでいるので、あっという間に夕焼けだ。

イメージ 11

海の上には無数の光り。
漁船の光りなのでしょう。
このあと一気に日が沈む。
すると、着陸は近い。
奇麗で安心安全な日本が一番良いね!