麺を究める日記

麺の探求がライフワーク

フィッシュ・オン(開高健)

今年のお正月番組は自然破壊を取り上げ各局が放映していました。


その影響ではないのですが、私の若かりし頃を振り返ると『環境破壊はいかん』と言う意識が確かに自分の中にあったな、と思い出しました。

それは何故だったんだろうと、記憶をたどると、それは釣り(特に渓流と湖沼の淡水魚の釣り)につながっておりました。

そして、開高さんの本、そこから派生した本(井伏鱒二、ヘミングウエイ、モーパッサン、他)を結構読みました。でも一番読んだのはやっぱり開高さんの本です。

当時の開高さんの言葉の中に『地球上に残された最後のハンティングは釣りである。』と言う言葉があり、いたく感動し記憶が蘇って来ました。

そこで若かりし頃に読んだ『フィッシュ・オン』を又読んだのであります。

特にアラスカでの文章の中には『気候の変化による川の環境の変化』などが記されており、環境破壊の事を書いているのでありました。

初版 昭和四十九年八月二十五日であります。1974年ですから34年前に既に環境破壊の事を論じ始めていたのだなと思い出しました。

温暖化を防ぎ、次の世代に繋げて行かなければならない事を認識し、元気な地球に戻したいものです。

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