麺を究める日記

麺の探求がライフワーク

徳川慶喜家にようこそ(徳川慶朝)

最後の将軍、徳川慶喜公の曾孫、徳川慶朝さんが書いた本であります。
徳川慶喜公の33歳からの隠居生活に興味を持っていました。
この本を読んで思います。
精神的に凄くご苦労されたんだなあとつくづく感じます。
日本国において頂点まで押し上げられ、そして下りの人生を味わう。
家康は「人の一生は重い荷物を背負って坂道を登り続けるようなものだ」といったらしい。
慶喜公もこの言葉が好きだったらしいが、更にその先の道も歩んだ慶喜公である。
著者は「世が世なら将軍 徳川慶朝」と耳にたこが出来るぐらい聞いてきたセリフらしい。十分に想像がつきます。
徳川慶喜家4代目でようやくその程度で済むが、著者の父親の徳川慶喜家三代目は一番苦労されたらしい。
太平洋戦争がはじまり、徴兵されるが、このときの階級は陸軍二等兵で出征だった。
皇族の藩屏であり、率先して戦地に赴けという事である。
敗戦後、中国から日本に何とか帰り着いたが、過酷な戦後が待っていた。
このあたりは興味のある部分でした、そして、慶喜公の趣味について興味のある方は続きを是非とも読んでみてください。
面白かったです。

※ここにもう一冊、別の本が紹介されてますよ。
http://blogs.yahoo.co.jp/takezou_miyamoto_niten/15124768.html

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