麺を究める日記

麺の探求がライフワーク

青い空(海老沢泰久)

江戸幕末の日本人の宗教感とキリシタン類族を重ね合わせストーリが進行していく。(キリシタン類族=キリシタンの子孫は直系の男子の場合は本人から五世代後まで監視し、幕府の許可がなければ葬儀も埋葬もできないというキリシタン類族令があった。)宗教により疎外された主人公、宇源太こと藤右衛門は出羽国小河原藩中根村を国抜けし江戸に向かう。当時のキリシタンに対する差別、お寺の役割、神社の役割など結構面白い内容と成っている。700ページにわたる時代小説の大作であります。面白いです。

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