麺を究める日記

麺の探求がライフワーク

西屋敷(長野市大字高田上高田1153)

長野市出張で昼は「西屋敷」を訪問することにした。
新幹線で長野駅に到着しホームに降りると、爽やかな冷たい風が気持ちいい。
善光寺御開帳の年である為、観光PRが行われている。
午前の仕事を終わらせ昼食にでる。
幹線道路から少し住宅街にはいり非常にわかりにくい場所である。
しかし、茅葺の屋根が目印となり直ぐにわかった。
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築150年を越える古民家の座敷の庭の見える場所に座りお品書きを見る。
※当店のソバは全部十割です。と書かれている。
ざらしが魅力的に見えたが、ここは初めてでもあるため先ずは「二色もり(更科×もり)」をお願いした。
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そして、直ぐに汁と漬物がテーブルに出される。
沢庵、白菜と野沢菜の漬物、豆の漬物でどれも美味しい。
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いよいよ手打の二色もり蕎麦が運ばれてきた。
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真っ白の更科と十割のもりです。
見た目は量も充分です。
先ずはそのまま更科を啜る。
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白い更科は細くしっかりとしたコシでスーッとのどの奥に消える素晴らしい喉越しです。
もう一度そのまま啜る。
粘り気のあるコシ、そして噛んだ後に残る甘み。
美味い蕎麦ですね。
汁に三分の一くらい浸して啜る。
更に甘みが増して美味いです。
そして、もりをそのまま啜る。
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こちらは薫り高く細く切り揃えられた蕎麦で、しっかりとコシがありなかなかのものであります。
流石、十割そばですね。
汁に蕎麦の先を浸し啜りあげる。
これは美味いですね。
この細さでしっかりとしたコシ、角も立ち汁を良く絡める素晴らしい蕎麦でした。
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最後にトロトロの蕎麦湯と甘いかりんとう干し柿が出された
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蕎麦湯を啜りながらかりんとうをポリポリとやり、干し柿をパクリと食べてご馳走様でした。
最後まで楽しませてくれました。

寒ざらしそばとは、寒中に冷たい水、あるいは清流に数日間浸けてから寒風にさらし、乾燥させた玄そばを挽いて打つそばのことです。