麺を究める日記

麺の探求がライフワーク

元祖とろろ汁 丁子屋(静岡市駿河区丸子7-10-10)

広重が絵に描き、芭蕉が一句読んで、十返舎一九が『東海道中膝栗毛』に書いた場所「元祖とろろ汁 丁子屋」を訪問した。
東海道五十三次 鞠子/丸子 名物茶店 江戸より二十番目の宿(広重)
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版画で表した当時の様子と現在がオーバーラップしていい感じです。
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細かな歴史や、かかわった人々についてはお店のホームページが一番わかりやすいです。
お店のHP ⇒ http://www.chojiya.info/index.html
外観は画像の通りで、広重好きの私にとってはたまらない景色です。
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お店の暖簾を潜ると「上の展示場でお待ちください」と言われる。
指示に従い移動すると直ぐに「此方へどうぞ」と言われ、この建物の中で一番古い座敷の一九に案内される。
天井は低い。
写真入のお品書きを見て「つたの細道:とろろ汁、麦入りご飯、味噌汁、お新香、薬味、小鉢(マグロの角煮)」と「本陣:とろろ汁、麦入りご飯、味噌汁、お新香、薬味、むかご揚げ団子、山菜(山葵の茎、むかごの柚子味噌あえ)」をお願いした。
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そしてとろろの正しい食べ方を読んでおく。
順次運ばれてくる。
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山の物を味わうのはこれ位で丁度よいのだろう。
ご飯をよそおいとろろ汁をかける。
薬味を振って箸で流し込む。
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シンプルな昔の素朴な味を味わう。
美味いですね。
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味噌汁には畳いわしが浮いている。
良い出汁が出ていて、これも美味いです。
ご飯と味噌汁とこんな感じで出されていたのではないかと思います。
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マグロの角煮も良い味が出ています。
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むかご揚げ団子が少し遅れて出てきたが、熱々です。
酢醤油に付けて食べるんですね。
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ご飯はお代わり自由ですが、このお櫃を食べる事で精一杯でした。
とろろ汁も平らげて、最後にお茶を飲み座敷を辞す。
資料館をしばし鑑賞しお会計をするが、資料館に十返舎一九の立派な木像が置かれていた。
しばし、見入ってからお会計をして外にでる。
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出際に道中安全のお札をもらって、五十三次のポストカードを買った。
道中安全のお札については画像をご確認ください。
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