麺を究める日記

麺の探求がライフワーク

純手打蕎麦 そば名倉(埼玉県川口市戸塚3-31-31)

このお店はご主人が新潟県の六日町で出会った古民家を移築し営まれているお店です。
駐車場に車を止めて暖簾の掛かった門を潜る。
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正面には「とろろ亭 名倉」があり、右を向くと黒い暖簾の蕎麦がある。
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暖簾を潜り、大きな引き戸を引いて玄関に入り靴を下駄箱に置く。
タイミングよく直ぐに掘り炬燵の席に案内された。
お品書きを持ってきたので「もりそば」とお替りそばを「田舎そば」でお願いした。
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天井が高く合掌造りで素晴らしい面持であります。
一通りお店の中を見回して本を読む。
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だけれど食事前の読書は、食べ物の前の中継ぎに過ぎない為、限界がある。
待ち時間で25分ぐらいを過ぎあたりで、これはまずいと思い出した。
既に12時45分で午後1時の待ち合わせに間に合わなくなるからである。
店員さんにどの位掛かるか聞くとそれっきりです。
すると、「遅くなりました」と言う言葉と共に運ばれてきた。
先ずは「もりそば」であります。
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蕎麦はかっちりとしたコシがありふんわりと盛られている。
この細さで素晴らしいコシがあります。
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蕎麦の穀物感のある香りが口の中に充満し鼻に抜けてゆく。
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星が出て角の立った冷たい蕎麦は素晴らしい食感です。
薬味で更に変化が出て喉をスルーしてゆく。
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そして「田舎そば」が運ばれてきた。
少々色の黒い蕎麦は「もりそば」より更に細く仕上がっている。
先ずはそのまま啜る。
茨城産の新鮮なそば粉は素晴らしく香りますね。
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美味いです。
汁に絡めて啜る。
甘みが増して美味い。
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均等に星が入り蕎麦粉の廻し方の熟練加減がわかるような気がします。
美味しかったです。