麺を究める日記

麺の探求がライフワーク

文ちゃんラーメン(青森県弘前市大字外崎2丁目1-2)

高速道路を降りて、国道7号(弘前バイパス)を市内に向かって走ると、霊峰岩木山雄大に神々しく見えてくる。
心に響く景色であります。
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弘前城に行く前に腹ごしらえをする予定でしたので、予定通りの行動に移る。
当初のターゲットは「高橋中華そば店」であったが、行ってみると臨時休業。
残念・・・
「高橋中華そば店」は強烈な焼き干と昆布のスープが特徴のお店で、好き嫌いが真っ二つ分かれる味である。
こんな事もあろうかと次のターゲットは「文ちゃんラーメン」に決めてあったのである。
「高橋中華そば店」から4Km弱の距離を移動した。
そして赤い看板が見えてくる。
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駐車場は満車ですが、丁度一台出て行くところです。
その場所に駐車し暖簾を潜る。
お店の中はほぼ満席でしたが、カウンターに二つ空席があり其処に座る。
カウンターに置かれたメニューを見て「手打中華」¥650と「中華そば 大」¥650をお願いする。
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カウンターの中ではご主人が手際よく作り続ける。
そして、「手打中華」が先に出された。
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結構、大き目の丼にたっぷりのスープで、その奥には細い麺が泳いでいる。
スープは焼き干のいい香りが漂って食欲をそそる。
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麺は佐野ラーメンの麺と似ている。
美味しいです。
そして「中華そば 大」の登場です。
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たっぷりのスープの中に極細麺が泳いでいる。
中華そばもかけそばもそうであるが、汁は多いほうが本物であります。
丼の麺の上にはチャーシューが三枚、メンマ、焼き麩、たっぷりの刻み葱とシンプルです。
スープの奥から極細麺を手繰ってから啜る。
これは素晴らしい味ですね。
素朴な焼き干のスープが黄色い極細麺に絡み口の中に幸福感が充満する。
油の全く浮いていないスープに、スープをたっぷり含んだ焼き麩が浮いている。
この焼き麩がまた、たまらなく美味い。
お年寄りから小さな子供まで食べられる優しい味は最高です。
美味しかったです。
※焼き干とは、魚の内臓を取り除き、炭火でじっくりと焼く。そののち陰干しや天日干しなどで乾燥させる。イワナなどは串焼きにして藁つとに刺し、囲炉裏の上で燻すように乾燥させるのが伝統的な製法の一つである。(イワシ、アジ、トビウオ、ハゼ、他)