麺を究める日記

麺の探求がライフワーク

ホテルニュー魚眠荘(そばホテル)台東区雷門2-20-4

浅草のホテルニュー魚眠荘の一階に直営の「そば居酒屋 やかた」なるお店があります。
お酒とお食事のできるお店であるが、蕎麦が会津の手打蕎麦である聞き訪問した。
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和風の店内は先客が数名いる。
お品書きを見て「鴨せいろそば」をお願いした。
説明が前後するが、このホテルは魚眠荘(ぎょみんそう)と言い作家川端康成俳人久保田万太郎の定宿となった歴史のあるホテルであるらしい。
15年ほど前からホテルのご主人が蕎麦を打ち始め、7年前からお客様に提供するようになったものである。
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汁と鴨肉が別の器で運ばれてきた。
先ずは蕎麦をそのまま啜る。
中細に切り揃えられた蕎麦はプチッとしたコシがあり、ざらついた食感が素晴らしい。
星の出ている蕎麦の香りは高い。
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汁に半分くらい浸して啜る。
温かい汁は少し辛めで、ざらついた蕎麦によく絡み美味い。
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鴨肉をそのまま食べると野趣のある味が口の中に広がる。
丁度よい焼け具合である。
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汁は江戸風の辛い汁で、ぶつ切りの葱が四本。
そこに鴨肉を入れて蕎麦、鴨肉、葱を一緒に口に運ぶ。
これは最高の融合(fusion)であります。
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会津の蕎麦は短めであるが、しっかりとしたコシと厳選されたそば粉は本物の味でした。
美味しかったです。