麺を究める日記

麺の探求がライフワーク

天下第一味 揚子江菜館(千代田区神田神保町1-11-3)

「元祖冷し中華」のお店、神保町の揚子江菜館を訪問した。
アクセスは神保町駅A7を出て神田すずらん通りを駿河台下方面に進むと左側にお店がある。
イメージ 1

細長いお店に入ると、一階の席は空いていたのだが「二階にどうぞ」と言われ、お店の中の突き当たりのエレベーターで二階に上がる。
窓際の明るい席を指定され其処に座る。
イメージ 2


イメージ 3

お品書きを見てご新造さんは「海鮮炒めセット」を選び、私は「元祖冷やし中華」をお願いした。
そして、焼肉部さんの餃子カウントダウンがあるものですから「餃子」も注文しました。

お店のホームページを見ると「元祖冷し中華」は「昭和8年に生まれた富士山の四季をイメージした贅沢な一品」と書かれている。

直ぐにセットのザーサイが出される。
イメージ 4

これが見た目に美味そうなのであります。
単純にスライスしただけのザーサイではなく、透明感があるのであります。
一枚口に運ぶと甘みとごま油の香りがいい感じで、美味いですね。
この味付けにより透明感と艶が出ているのです。
イメージ 5

「海鮮炒めセット」が運ばれてきた。
海老、イカ、キャベツがオイスターソースで炒められたものですね。
非常にシンプルだが肉類を一切食べないご新造さんには丁度よい。
イメージ 6

アッサリ系の炒め物は美味そうだなぁ~ と思っていると「元祖冷やし中華」の登場です。
イメージ 7

写真の通りの富士山スタイルです。
そして、たっぷりのスープです。
イメージ 8

こんもり感がおわかりでしょうか。
具は見ての通り椎茸、緑の胡瓜、錦糸玉子、右側はチャーシュー、左側は竹の子の煮た物、蒸し海老、山の向こう側には白い物が盛り付けられているが、お店の方に素材を聞くと寒天と教えてくれました。
チャーシューが美味そうですね。
イメージ 9

チャーシューと胡瓜の間に箸を入れて麺を引っ張り出す。
そして麺を啜る。
甘酸っぱい上品なスープが麺に絡み美味いです。
よく見ると鶉の玉子が錦糸玉子の下から転げ出している。
サプライズですね。
イメージ 10

辛子を麺に付けて食べる。
美味いですね。
半分ぐらい食べた辺りで餃子が出てきていない事に気がつく。
男性の店員さんに餃子はまだか聞くと「少々お待ちください」と言われた。
聞くまでも無く忘れているなと思った。
するとサービス商品のワンタンが運ばれてきたので「餃子を焼いていなければキャンセルして下さい」と言った。
全部食べ終わってから出されても困りますからね。
イメージ 11

上品な色のスープに浮かんだワンタンが美味そうですね。
わんたんを先に頂く。
イメージ 12

わんたん自体はそこそこの味であるが、スープが絶品である。
多分、金華ハムのスープであろうと思おう。
キラキラと小さく浮いた油と、上品な塩分と淡白さ。
非常に奥深い旨み。
これは最高ですね。
普通は薄いスープと感じて終わる人が多いかもしれないが、金華ハムのスープであろうと思う。
100年の歴史のあるお店の味は満足でした。
次回はコースを頂きたいと思います。