麺を究める日記

麺の探求がライフワーク

自家製粉 十割手打生そば 松むら(桶川市川田谷1108)

一週間のうち三日しか営業しない埼玉県の桶川にあるお店を訪問した。
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営業日は金、土、日、祝だけの営業です。
従って、金曜日に訪問する事とした。
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正午を回って訪問したが、お店の前の駐車場には数台の車が駐車されている。
暖簾を潜りお店に入ると広々としている。
左右に座敷があるので、大きな座敷に上がると「何名さまですか」と聞かれ「一人です」と答えると、驚いたように反対側の狭い座敷に座るように言われる。
影になっているから嫌なだけだったのです。
座敷に上がりお品書きを見る。
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「生心(きしん) 粗挽き太打そば」限定品(注文後、打ちます)
なっ 何だこの単語の羅列は。
しかし、ここは冷静に対応しなければならない。
私には限られた時間しかないのだ。
「この商品はどの位の待ち時間ですか」とおばさんに聞くと「直ぐだよ、そんなに掛からないよ」と言う。
「そんなにとは何分ぐらいの事を言われてるのでしょうか」と尋ねると「先に二人分を今打っているからその後だよ」「だから何分ぐらいですか」この時点で12時15分頃である。
「大丈夫だよ」と言うので、しょうがない「急いで打ってください」とお願いした。
すると、インゲンの味噌和えが運ばれてきた。
箸で摘んでみる。
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わぁおぉぉぉ~~~
これは美味い。
インゲンがフルーツのようです。
こんなの食べたのは初めてですね。
目が点になるくらい美味いです。
厨房のほうからおもむろに「とんとんトントン」と聞こえてきた。
蕎麦を切っている音だなとわかる。
そして、しばらくすると水で晒す音が聞こえて、更に水を切る音が聞こえてきた。
少しすると「お待ちどうさまでした」と運ばれてくる。
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太くバリバリのコシが見える蕎麦です。
おばさんが「塩を掛けて食べてね」と言うので「塩を掛けて汁はどうするんですか」と聞くと「塩もかけて汁も使って食べて」と言われる。
この蕎麦は挽き立ての粉を、たった今打って貰って、そして茹でたばかりのものであります。
いわゆる、三立てですね。
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そのまま啜ると物凄く密度の高い蕎麦の歯ごたえが、素晴らしいです。
そして、香りが鼻を抜けてゆきます。
製粉も丁寧にされているからこのコシが得られるのだろうと思う。
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そして塩を振ってそのまま食べると甘みが増します。
Kt90jpさんが「いわ」さんで食べて甘みが増すと言っていた事を思い出します。
汁に浸して食べるが、汁は薄めに仕上げられている為、塩を振ったぐらいが丁度良いのかもしれない。
しかし、塩は塩梅しながら使って食べました。
ピントが合っていないが素晴らしく美味い蕎麦ですね。
(光が弱いとピントも甘くなりますね。なるべく光が丁度よい場所に座りましょう。)
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美味い蕎麦でした。
最後にとろとろの蕎麦湯でお仕舞いです。