麺を究める日記

麺の探求がライフワーク

清風楼(横浜市中区山下町190)

この日は横浜中華街に足を運んでみた。
今回の目的は池波正太郎著「むかしの味」で紹介されているお店を食べる事である。
11時少し前に中華街に着きぶらぶらと太平道朱雀門に向かって歩く。
とにかく甘栗の販売競争が激しく、甘栗売りにはうんざりとする。
朱雀門を左に折れて少し進み、天長門を左折し進むと左側に関亭廟があり、その少し先にお店はある。
食事は12時からなので、少し前にお店に入る。
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「徳記」と「蓬莱閣」の場所を確認しながら散歩したのだが「清風楼」が一番気になるお店だった。
そしてウインドウの中には新聞記事が飾られている。
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「清風楼」は5位ですね。
お店に入り3人である事を告げると、4人掛けの席に案内される。
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メニューを見ていると、あっと言う間に満席です。
注文したものは「焼売(シウマイ)」3人前と「焼飯(ヤキメシ)」「楊州麺(五目ソバ)」「ラーメン」をお願いした。
壁を見ると創業者の陳治安さんが、昭和52年5月にNHKに出演された写真が飾られている。
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池波正太郎氏の「むかしの味」で紹介されたこのお店は終戦の年の11月に開店した。
1945年11月ですね。
池波正太郎氏の師・長谷川伸に焼売をみやげにして持って行くと、すぐさま、こころみられて「君。このシウマイはむかしの味がするね」と、いわれたものだ。
※長谷川伸しは焼売をシウマイと言いラーメンをラウメンと言ったらしい。
ここからこの本の題名を取ったのだろう。
ここの焼売は豚肉と貝柱と長ネギのみを使う。そして、化学調味料や胡椒などを一切使わないらしい。
そんな事を考えていると、取り分ける取り皿と焼売のタレが運ばれてきました。
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そして直後に焼飯が運ばれてくる。
丼タップリの量ですね。
先ずは、取り分けて頂く。
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パラパラに炒められたご飯が程よい味付けで美味いですね。
小さく刻まれたナルトと焼豚、玉子が見える。
ここで焼売の登場です。
一人前4個を三人前で一皿に盛られて出てきます。
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盛り付けがなかなか良い感じです。
一つ頂く。
これは美味いですね。
確かにプリプリの食感で味付けも程よい塩分。
ビールでパクパク食べたい味です。
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シンプルな材料でこれほどの奥深い味わいになるとは驚きですね。
本当に美味い焼売でした。
日本橋にも美味しいところがあるので、今度紹介します。
次にラーメンが運ばれてきます。
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醤油のスープにチャーシューとメンマ、ネギのみのシンプルな物なのですが、赤いメンマは始めてみました。
スープもシンプルな味で何がどうだと言うことも無く、優しい旨みを感じる程度の物。
麺は太目のものでしっかりとした歯応えがあります。
可も無く不可も無くと言う処でしょうか。
最後に五目ソバですね。
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塩味のスープに白菜、ネギ、竹の子、チャーシュー、ナルト、海老、イカ、豚肉が盛られている。
麺はラーメンと同じ物で食べ応えがあります。
まずまず美味い五目ラーメンでした。
お店を出る時には行列でした。
中華街の老舗中華レストランは根強い人気がありますね。


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