麺を究める日記

麺の探求がライフワーク

栄屋ミルクホール(千代田区神田多町2-11-7)

神田駅前と須田町の間にお店はありますが、かなり有名なお店です。
この近辺は昭和初期の戦災を免れた建物たちが未だに現存する場所で、此方のお店は終戦直後に建てられた物らしい。
外壁は銅板が貼られた物らしく、一部は緑錆色になっている。
白い暖簾を潜りお店に入るとほぼ満席だったけれど、一つだけ席が空いていた。
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1945年創業(昭和20)で、オープン当時は珈琲やミルクを出すミルクホールだったらしいが、今はメニューに白い紙が貼られて隠されている。
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隠された部分の上のメニューは玉子丼や親子丼、チャーハンなどが透けている。
下の白い部分はミルクとミルクコーヒーですね。
なぜかボードの脇にもこのようにメニューが下がっている。
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支那筍メン」と「いなり」をお願いすると「いなりはなくなったのよ」と言われる。
黙っていると「おにぎりは有るわよ、食べないの」と言われたので「一個」と答えた。
暫くすると運ばれてきます。
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いたって普通のラーメン。
何処か懐かしい雰囲気を醸していますね。
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少しだけ濁りのあるスープだが、透明度はある。
旨みがありそうで非常にいい姿です。
スープを頂いてみると動物系の旨みと野菜の甘味が丁度良い。
非常に奥深くてうまいですね。
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支那筍は柔らかくて、スープを邪魔しない味付けが施されている。
美味いですよね。
ほうれん草とチャーシュー、刻み葱が盛られています。
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細めのストレート麺を啜る。
んんん~~~ 幸せになれる味ですね。
麺とスープが一緒になるとこれほど美味くなるんです。
昭和初期の懐かしくてほんのりと幸せになる味でした。


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