麺を究める日記

麺の探求がライフワーク

蕎麦 和邑(豊島区雑司ヶ谷3-12-3)

雑司が谷鬼子母神の近くの蕎麦屋「和邑」さんを訪問した。
電車を乗り継ぎ2時半頃に到着です。
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一陣の風が柿渋色の暖簾を巻き上げる。
引き戸を引いてお店に入ると、「お待ちしておりました」と言われる。
事前に電話を入れておいたのです。
お店の中は小上がりにテーブルが二つ。
二人掛けのテーブルが二つで、店内は無駄が無く非常にシンプルで清潔感が溢れています。
そのテーブルにつき、先ずは瓶ビールをお願いした。
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グラスに注ぎ、ググッと煽る。
キリリと冷えて心地良い苦味が美味い。
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蕎麦豆腐と焼き味噌をお願いした。
程なく運ばれてきます。
上品な器に料理が合ってますよね。
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料理を摘みながらお品書きを見て、米焼酎をロックでお願いする。
アサリの佃煮と野沢菜が出された。
そば前にそえられる物としては充分ですね。
お品書きを見るとこんな事が書かれている。
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確かに藪蕎麦の発祥の地であり、同時に江戸蕎麦の発祥の地でもあるわけです。
ご新造さんは「せいろ」を、私は「三色(しらゆき、けしきり、田舎)」をお願いした。
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暫くすると「せいろ」が運ばれてきます。
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「北海道産の新そばの十割です」と説明される。
なるほど、色も艶もよく蕎麦の感じが見るからに良い感じです。
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少しだけ手繰ってそのまま啜り上げる。
んんん~ 良い香りで歯応えも程よく美味い蕎麦です。
角のたった蕎麦を汁に三分の一ほど浸して啜る。
美味いです。
続いて三色が運ばれてきた。
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下から時計回りに田舎、しらゆき、けしきりと盛られています。
これがまた見るからに素晴らしい蕎麦である。
流石に一茶庵の姿が現れていますね。
但し薬味に山葵は付いて無いですよ。
「かんだ まつや」さんも山葵は付きませんが、蕎麦の風味を殺すからだそうです。
それぞれを手繰っていただく。
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いやいや、どれも美味い蕎麦です。
所謂、一茶庵の蕎麦そのもの、素晴らしいコシと香り、そして喉越し。
美味い蕎麦でした。
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最後に蕎麦湯で〆ます。
最後の蕎麦湯で全てが調和されて、素晴らしい満足感が得られますね。
帰りは鬼子母神を参詣してから帰路に着いた。


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