麺を究める日記

麺の探求がライフワーク

手打ち蕎麦 東白庵かりべ(新宿区若宮町11-7)

久しぶりに蕎麦の記事をアップします。
休日に神楽坂に向かった。
目的は「手打ち蕎麦 東白庵かりべ」さんへ訪問です。
東京メトロ 東西線 飯田橋駅で下りてお店に向かう。
この日は何かイベントがあったのか、神楽坂は年配の人でごった返していた。
そんな人ごみを避けるように横道に入り、少し歩いて行くと住宅街の中にひっそりとお店は有る。

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このお店は「竹やぶ 柏本店」で修行されて、六本木の店長であった苅部政一氏が平成23年9月16日に独立オープンさせたお店です。
濃い青の暖簾を潜り入り口迄のアプローチが渋いですね。
入り口を入ると和モダンのような不思議な世界が広がる。
そして、壁には「竹やぶ 柏本店」店主の阿部孝雄氏の詩が飾られていた。
お品書きを見て、先ずは生ビールと「わらび」「玉子焼き」を御願いする。
玉子焼きは二人前からなので、二人分で御願いした。

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直ぐにビールが準備される。
気持ちが良いくらい手早いですね。
蕎麦前の御豆の煮物、ビールのお摘み、わらびが出された。

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立派なわらびです。
味付けも丁度良くて食べ応えがある。

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御豆も丁度良い醤油加減。

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ビールのスナック、これはサービス品ですがしっかりしたもの。

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玉子焼きも早々に出された。
ぷるんぷるんの玉子焼きは、汁をタップリ含んで絶妙な仕上がり。
旨い玉子焼きです。
ここで、今月のお酒を御願いした。
確か、雁木の純米酒だった思います。
スッキリした癖の無い飲みやすいお酒。
これは旨い!
白磁の広口と硝子の猪口はシャレています。

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そして、お酒には海苔の佃煮が添えられる。
これもサービス品なのです。
このお皿もまた木で出来た凝ったものですね。
そして、自家製の海苔の佃煮なのか、塩加減も程よく海苔の風味が残っていて旨いですね。

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蕎麦を御願いする。
ご新造さんは「せいろそば」私は「田舎せいろ」です。
蕎麦を御願いすると、気持ちが良いくらい直ぐに出される。

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木のセイロに取っ手がついているが、「竹やぶ 柏本店」のものと同じものなのか。
蕎麦猪口も渋い器ですね。

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御蕎麦は透明感のある素晴らしい蕎麦。
一口味見すると仄かな蕎麦の風味と歯ごたえは抜群だ。
美味い蕎麦ですね。

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そして、私の「田舎せいろ」です。

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玄そばを皮ごと石臼で自家製粉された蕎麦は色黒で透明感がある。

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先ずはそのまま啜る。
程よい歯ごたえの後に蕎麦香が鼻を抜ける。
これは気持ちのいい蕎麦ですね。

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汁で啜るとこれは旨い!
汁は蕎麦をサポートする非常に良いパートナーに仕上がっている。

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辛味大根でいただく。
素朴な蕎麦と大根の辛味は絶妙だ。
旨いですね。

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厳選された葱も試してみる。
葱が主張しすぎず丁度良い絡み方ですね。

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大根おろしと葱でいただく。
これもよろしい。

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最後は七味を試す。
華やぎます。
素朴な蕎麦だけれど、非常に満足感のある蕎麦でありました。

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最後にそば湯をいただきます。
残った葱と大根おろしを蕎麦猪口に落とし、そば湯を注ぐ。
そばつゆの風味が旨い。
良い蕎麦でした。

このお店を訪問し、神楽坂周辺の手打そば屋は網羅したと思います。
蕎麦屋の激戦区はレベルの高い店が勢揃い。
良い場所です。

《神楽坂の十軒の手打蕎麦屋