日本を捨てた男たち フィリピンに生きる「困窮邦人」水谷 竹秀 著

第９回開高健ノンフィクション賞受賞作の　”日本を捨てた男たち　フィリピンに生きる「困窮邦人」”を読みました。

日本を捨ててフィリピンに渡った男達に焦点を当てたルポルタージュです。

人には色々な事情があるし、日本に愛想を尽かした人達や誰かに騙された人など色々な人生模様が書かれている。

希望を持って渡ったフィリピンだけれど、現実はどうしようもない。

法律や社会のルールの違う国で生きて行くには、それなりの資金と下調べが必要でしょう。

勇気を出して海を渡った男達は、ある種哀れでもあるけれど、それも自身で選んだ人生なのだろう。

人間は不思議ですね。