麺を究める日記

麺の探求がライフワーク

アンネの日記 増補新訂版(深町眞理子=訳)

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映画「シンドラーのリスト」や「プライベート・ライアン」を観て、この「アンネの日記」を読んでみたいと思っていました。

600ページ近くの文章は1942年7月から1944年8月4日までの隠れ家生活を綴ったものです。

二家族と一人の男性の、合計8人の隠れ家生活は恐怖との戦い。

外は連日のように空襲が行われ、逃げる事の出来ない恐怖は誰も想像のつかない異常な世界だったろうと思います。

そんなに古い昔ではない時代に、14歳の思春期である少女の目線で描かれた日記は、生き生きとした文章であるが故に悲しく読めてしまう。

素晴らしい本でした。