2014_07_23 中国出張(北京~青島~維坊)その3
出張初日はまだまだ移動は続く。
首都北京空港に到着し国内線に乗り換えだ。
お隣には DRAGON AIR が停まっている。
JAL機を降りて入国手続きを行う。
空港内はもの凄い空間だ。
この空港は日本からの ODA で作られたものです。
この事実を中国人達の殆どの人が知りません。
日本国外務省のコピー
有償資金協力(円借款)を約3兆1,331億円
◎ 大型経済インフラ分野 (有償資金協力)
●空港
●鉄道
これらのプロジェクト以外にこの分野での協力総額6,418億円
●道路
これらのプロジェクト以外にこの分野での協力総額1,951億円
●港湾
●発電所
これらのプロジェクト以外にこの分野での協力総額4,882億円
●製鉄工場
●人材育成事業
◎ 医療・環境分野のインフラ整備
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これ以外にも無償資金協力(1,457億円)や無償技術強力(1,446億円)などがある。
世界第二位の経済大国の彼らは、小日本という国からこれほどの援助を受けている事を知らないのです。
国際ターミナルを出て第二ターミナルに向かう。
巡回バスに乗って移動するのだが、バス停の場所を聞いても空港警備員を含めて親切に誘導してくれる人は誰もいない。
バス停をぐるぐると探しまわって何とか探し当てた。
そこに居た女性の担当者らしき人に聞くと、到着のバス停を指差して向こうに行けと言われる。
私の勘違いだと思うが、確かに指差された方向は到着のバス停だったと思う。
しかし、冷静に回りを見渡すと、私が乗ろうとしたバスの前に停まっているバスが巡回バスだったのだ。
何と言う不親切で無責任な教え方だろう。
私が指差された方向に進んでも、間違えていると教えてもくれないのである。
これが中国なのだ。
バスに乗る。
これでホッとした。
そして、15分も走ると第二ターミナルに到着だ。
このバスは覚えておこう。
空港ターミナイルに入り搭乗手続きをして搭乗口に向かっているとお腹が空いてきた。
そうなんです、機内食を食べていないですからね。
朝の7時に朝食を食べて、2時は回っている。
前回も食べたフードコートが見えた。
不味いけど仕方が無い。
海老と胡瓜の炒め物とスープ、ご飯、ジュースです。
これで63元は高いな。
日本円にして1,100円くらい。
可も無く不可も無くだけど、残しちゃいました。
そして、飛行機迄バスで移動して搭乗です。
搭乗用の階段の前で我先に集まる人達。
並べないのかな。
どうしてだろう。
いよいよ飛行機は動き出す。
中國東方航空
国際線ターミナルの前で飛び立つ中國東方航空機
これは日本が作ったターミナル。
一気に加速し空へ
雲の上の空気は奇麗だ。
青島の空です。
工場のばい煙。
モクモクと真っ白い煙が立ち上る様は、日本の高度経済成長期のようだ。
うわぁ~ 今時の日本ではこんな煙を出す工場は無いでしょう。
如何にも健康に被害を及ぼしそうな煙だ。
嫌だな。
そして着陸。
タクシーに乗り込んで青島駅に向かってもらう。
高速鉄道で移動するので、その時間に間に合うように急いで欲しいと伝える。
良い運転手さんで、クラクションを鳴らしながらとにかく飛ばす。
乾いた川が見える。
雨上がりで湿度が凄いのでエアコンをお願いするが、エアコンを掛ける程の気温ではないから我慢しろと言われる。
飛ばしてもらっているし、我慢するしか無い。
青島膠州湾大橋だ。
暫く前に、夜に渡った橋だ。
凄いですね。
何の意味があるのだろう。
海辺のマンション建設。
平米8,600元ですから、100平米で日本円にして1,500万円くらいかな。
多分、スケルトンという内装がされていないマンションです。
購入して内装を施して2,500万円くらいなのでしょう。
膠州湾(こうしゅうわん)は穏やかだ。
中心街に入ってくると、道は混み出す。
青島はドイツの租借地であった頃がある。
ですから、エキゾチックな建物が多く存在する、良い街なのです。
昔の建物と高度成長の時代の建物。
現代の建物が混在している街だ。
そして、まだまだ整備が遅れている。
遼宇路(リャオ ニン ルー)
チケット売り場に行って、予約チケットを受け取りに行くが窓口がわからない。
あらかじめ中国語で「予約のチケットを受け取る窓口はどの窓口ですか」という文章を書いた紙を持っていたので、窓口に並ぶ中国人に見せて見るが、わからないと言う反応。
チケットを購入する窓口には30人以上並んでいて、比較的少ない窓口に並んで自分の順番が来た時に、予約表とパスポートを窓口に出す。
これはこの窓口じゃないと言われる。
どの窓口か聞いても一切答えてくれない。
とにかく次の人に順番を譲れと鬼の形相だ。
これほど不親切な事は味わった事が無い。
次は、多分トラブルに対応しているだろうと思われる窓口に並ぶ。
自分の順番がきて、仲間に電話を入れて事情を説明してくれるようお願いし、携帯を渡そうとすると拒否される。
携帯に出てくれないのである。
とうとう高速鉄道の出発時刻が過ぎてしまい、しょうがなく長い長い行列に並びもう一度窓口で問い合わせると1番窓口に行けと言われる。
どうして最初から誰も親切に教えてくれないのだろう。
どう見ても乗り遅れているから、真剣に見てくれたようなのだ。
そして1番窓口に行くと、直ぐに次の便のチケットを発券してくれた。
もの凄い湿度の中を1時間もたらい回しにされて、着ている服はびしょびしょだ。
とにかく空調のある場所に行き、少しだけ休みたいと思い駅舎に入るとマックが見えた。
思わずエスカレーターでお店に向かう。
思わずコーラのセットを頼んでしまった。
お腹も空いて来た。
これは丁度良い。
旨いですね。
冷たいコーラで一息ついていると、高速鉄道の出発時間が近づく。
ホーム階に降りて改札に向かうと、これがまた凄い人。
改札が開くと一気に人が殺到する。
とにかく並ぶ事をしない国民なので、我先に殺到するのだ。
ここでひるんだら何時になっても通過出来ないので、郷に入れば郷に従えという事で改札に突き進む。
高速鉄道に乗り込むとひんやりとしてして、す~っと汗が引いていった。
ここで睡魔が一気に襲ってくるが、一時間ちょっと我慢です。
眠ったら乗り過ごす可能性がありますからね。
そして、維坊に到着だ。
あ~ 疲れた。
これが本当の中国だ。
誰も信じるな、信じるのは自分と自分の身内だけだ!!
現地の取引先がお迎えに来てくれて、ホテル迄送迎してくれた。
疲れが吹っ飛びます。
ホテルにチェックインし、先にチェックインしている同僚とホテルのレストランで軽くビールを飲む。
先ずは青島ビール。
旨い!!
白菜の炒め物。
ピリッと辛くてビールに合う。
ピリ辛の牛肉。
これもビールに合うね。
部屋に戻ったのは11時半です。
日本時間の早朝4時半に起きてから、ホテルのベットに入る迄時差を入れて20時間。
18時間は移動し続けた計算になる。
疲れますね。