2014_07_26 青島 ~ 上海(東京新和風 純彩:浦東新区東方路796号 96広場2階)
土曜日は上海に移動です。
仲間達とは青島空港でお別れ。
彼らは国際線ターミナル。
私は国内線ターミナル。
とにかくホテルで朝食をとり、10時には空港に向かう約束だ。
焼そばと、油条、目玉焼き、キャベツ炒め、高麗人参のようなものの漬け物。
この漬け物が油条と合う。
真っ黒な玉子のスープはイマイチ。
どれも美味しく無かった。
10時にロビーに集合し、現地の取引先の担当者に迎えに来てもらう。
そして空港に向かった。
台風一過の土曜日は快晴だ。
約50分くらい車に揺られていると、空港が見えて来た。
「QINGDAO SAILING CITY」と書かれている。
その下には「帆船の都 青島」???
帆船を見ないぞ。
中国に帆船はあるのかな。
ヨットはあるかもしれないけど、日本丸のような帆船は無いと思われる。
空港ターミナルが見えて来た。
会社の仲間達と別れて搭乗手続きに進む。
荷物検査を通過する。
金属チェックでシグナル音が鳴らなかったが、それを見ていたセキュリティーの女性は素早く何かのボタンを押したように見えた。
音が鳴る。
そして入念に金属探知機を体全体に当てられる。
探知音が鳴らなくても、外国人と見るや何かのスイッチを押してチェックしているのだ。
変な国だな。
それならそれで、鳴っても鳴らなくてチェックすると標記しておけば良いではないか。
搭乗口に着くと、私が乗る飛行機便名が表示されていない。
他の搭乗口には Delay の表示が多い。
ボードを見る限り、朝から遅れているようだ。
前日の台風の影響らしい。
インフォメーションを見に行くと、私の乗る便には何も表示されていない。
搭乗口に急いで戻ると、飛行機に人を運ぶバスに乗り始めていた。
私も行列に並び搭乗する。
地元は強いのですね、定刻通りです。
窓際に座り外を見ると、タラップに人が殺到している。
並んで人に譲るという事をしない民族は、我先に乗り込もうとする。
先を急いでも一緒なのですけどね。
全席指定席で定員しか乗せないのですから。
そして飛行機は動き出さす。
滑走路に出ると一気に加速する。
小さな飛行機はすっ~っと浮き上がる。
グングンスピードが上がってゆきます。
建物があっという間に小さくなってゆく。
空は霞んでますね。
どう見てもスモッグです。
東シナ海が眼下に広がる。
機内食が配られた。
白いご飯と鶏肉の煮込みと人参が御菜です。
飲み物はコーラをもらう。
味は悪くはないけど、ご飯との量のバランスが悪い。
隣の中国人の小学生くらいの女の子は、美味しそうに食べています。
雲の上の青空を見ていると、何時しか眠りに落ちていた。
はっと気がつくと、上海虹橋空港の直ぐそば迄来ていた。
グングン高度を下げて行く。
そして着陸。
到着スポットに着くと、タラップを操作する人が見える。
そして、飛行機を降りて、スーツケースを取りに行って、タクシー乗り場に向かう。
タクシーの後部座席に座り運転手にホテルを告げて、40分位でメールをチェックする。
程なくホテルに到着し、チェックインする。
ビールのサービス券が付いていたので、夕食に出る前に一階のレストランでビールを飲む。
旨いですね。
ビールを飲み干して夕食に出掛ける。
この国は景気の後退とか言われるけれど、それでも開発は続くのです。
人口は日本の10倍の経済大国ですから、経済の後退なんか全く感じません。
それよりも、物価高騰のスピードが早く、毎月貧乏になって行くような気がする。
開発現場の向かいに96広場というショッピングモールがある。
この中にあるお店で夕食を食べよう。
中央広場で何かをやっている。
マッスル体操だろうか。
体格の良い若い男女が運動している。
中国は本当に裕福になったんですね。
後は民度をどうやって高めてゆくかです。
どんなに裕福になっても、民度が高くなければ本当に幸せな社会は構築出来ないでしょう。
夕食に訪れたのは「東京新和風 純彩」です。
所謂、和食料理店ですね。
先ずは青島ビールをお願いして、メニューを見る。
グラスはアサヒだ。
先ずはヒラメの刺身です。
小さな器だけれど、氷が敷き詰められた上に大葉が。
そして7切れぐらいのヒラメの刺身が盛りつけられていた。
これは美味しい。
生の旨味が充分に出ている。
これはハイレベルだ。
次は手羽先です
良い色に焼けていますね。
レモンを回す。
串から外しててで掴んで食べる。
これも悪くない!!
タンのステーキが出された。
んん??? 少し小さくないかな。
デミグラスソースのようなものが掛けられている。
一つを箸で掴んで半分くらいかじる。
ああ~~~っ 豚のタンだ!!
なるほど、悪くはないけど思っていた歯応えと味とは違っていて、拍子抜けだ。
それでも、しっかりと調理されていて、最初から「豚のタンステーキ」と標記されていたら問題なかっただろう。
だけど、私は豚のタンだったら注文していなかった。
これも完食!!
「つくね」です。
甘辛の汁に卵黄が置かれている。
つくねを箸で切って、卵黄のタレに付けて食べる。
濃厚だ。
しかし、私は卵黄無しのそのままで充分です。
お肉の味を感じられた方が良いですね。
料理を堪能したら主食を食べましょう。
そうです、ざる蕎麦をお願いしました。
もの凄く黒い蕎麦が出てきました。
殻も一緒に挽くとこのように黒くなりますが、この蕎麦の真相はわかりません。
蕎麦と言うか、違うものに見えますね。
海苔は日本のそのものです。
とにかく汁に浸して啜ります。
歯応えは無いけど、悪くはない。
レベルが上がったなという感じ。
付属の薬味を全て蕎麦猪口の中入れてグリグリと掻き混ぜる。
そして、蕎麦を啜る。
上海のこの地でこの蕎麦、悪くないね。
10年前では考えられない事です。
テーブルには七味も準備されている。
ドバドバ蕎麦に振ってから啜る。
旨いです。
異国の地で少し安心する場面。
ちょっと高いけれど、上海では満足なお店です。