麺を究める日記

麺の探求がライフワーク

徳川慶喜家の食卓(著者 徳川慶朝 : とくがわ よしとも)

徳川慶喜家の食卓(著者 徳川慶朝 : とくがわ よしとも)

徳川幕府の十五代将軍(最後の将軍)徳川慶喜公の食の好みはなんだったのか、曾孫にあたる徳川慶朝氏が書き下ろした本であります。この本によると謹慎していた慶喜公は明治天皇に謁見した後、公爵の位を賜り新たに徳川慶喜家を創設した。したがって著者は徳川慶喜家四代目当主である。徳川慶朝氏は徳川慶喜公直系の曾孫として静岡に生まれ高輪で育った。
その徳川慶朝氏から見た曾御爺さんの食についてのこだわりや好奇心、大好きだったものが書かれている。幕末は日本には多くの外国人が訪れており、洋食にはじまり、コーヒーや豚肉なども好きなものの一つだった。
慶喜公の父、斉昭公との手紙のやり取りや、旬の食べ物を送ったりと興味の尽きない面白い本であります。

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