2009-02-20 地虫鳴く(木内昇) #読書 「明治三十二年 東京」において新撰組の生き残り隊士が新撰組を語る事から始まる。 出だしで読者の心ををギュッと掴む語り口は時代小説好きの人にはたまらないだろう。 新撰組のスターたちを書いた本は星の数ほどあるが、この本の視点はぜんぜん違う。 どこに進めば正解なのか、誰もわからない新しい時代に向かって新撰組隊士たちの生き様。 混迷の時代を生き抜いた男たちの話であります。