麺を究める日記

麺の探求がライフワーク

蕎麦・旨酒・料理 東蔵(あずまぐら)上尾市上町2-5-5 文楽酒造内

08’12月に上尾の酒蔵、文楽酒造内にオープンした「東蔵」を訪問した。
情報によると軽井沢「川上庵」の支店であるとの事である。
酒蔵の中に蕎麦屋を開くのですから、さぞかしと期待に胸を膨らまし暖簾を潜る。
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入り口の右脇にはガラス張りの蕎麦打ち部屋が威厳を出している。
お店の中は広々として洋風のレストラン風で天井も高く蕎麦屋の風情は無い。
BGMはJazzが流れている。
「お好きな席にどうぞ」と言われるが、あまりに広すぎて悩んだ顔をすると「カウンターでも良いですよ。」と言われカウンターに掛けた。
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お品書きと箸とお絞り、お茶が運ばれてくる。
「ランチメニューもお勧めです」と言われて「春野菜の天ぷらせいろ」をお願いした。
カウンターの上には文楽酒造のお酒が並ぶ。
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厨房はカウンター越しに丸見えで、盛り付けているところがすっかりと見えるように出来ており、まるで料理の鉄人のキッチンスタジアムの様である。
蕎麦をゆでる場所と天ぷらを揚げる場所は隔離された場所で、その場面は窺い知る事は出来ない。
店内をつぶさに観察していると運ばれてきた。
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蕎麦は見るからにコシのある蕎麦であることがわかる。
そして、色が濃く田舎風にも見える。
お品書きには説明が全く無い。
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そのまま啜る。
良いコシです。
そば粉密度が非常に高くギュッと詰まっている。
そして、香りが良い。
しかし、これが本店と同じ北海道産の粉を使った二八蕎麦であるらしい。
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旨い蕎麦ですね。
汁は甘辛の汁で蕎麦を半分ほど浸すくらいが丁度よいかな。
本店は一日1,000杯を売る人気店らしい。
私は見訪問である。
軽井沢の蕎麦屋かぎもとや 中軽井沢本店しか訪問したことが無い。
まあ、しかし旨い蕎麦であります。
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春野菜の天ぷらは粗塩で食べるが、可もなく不可もなく普通の天ぷら。
生きの良さが無いのが残念。
春野菜は生命力の塊であります。
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薬味を適当に使い変化を出しながら蕎麦を食べました。
美味しい蕎麦ですね。