2009-03-15 忍びの国(和田 竜) #読書 和田竜の「のぼうの城」に続く第二弾「忍びの国」の紹介であります。 忍びの国、伊賀が伊勢の織田信雄率いる軍勢に攻め込まれるお話。 伊賀の国は少領主(地侍)が乱立し、しかもそれが極めて仲が悪かった。 このような情勢の中、66の地侍達は互いを討ち果たす為の忍びの術が磨かれたと言う。 主人公の伊賀忍者の無門は金のためなら人を殺すことを何とも思わない伊賀忍者の典型像である。 その、非道な光景からストーリーは始まる。 「のぼうの城」でもそうだったが、劇画タッチの表現は非常に受け入れやすく、また文章に勢いあり非常に面白く読めます。