麺を究める日記

麺の探求がライフワーク

男の作法(池波正太郎)

男の作法(池波正太郎

『男というものが、どのように生きて行くかという問題は、結局、その人が生きている時代そのものと切っても切れないかかわりを持っています。この本の中で私が語っている事は、かつて「男の常識」とされていたことばかりです。しかし、それは所詮、私の時代の常識であり、現代の男たちは恐らく実行不可能でありましょう。時代と社会がそれほど変わってしまっているということです。とはいえ「他山の石」ということわざもあります。男を磨くと言う問題を考える上で、本書はささやかながら一つのきっかけぐらいにはなろうかと思います。(池波正太郎) 』

ずいぶん前に読んだ本であります。ほぼ15年近く前になろうかと思います。食べる、住む、装う、付き合う、生きる、この五つのテーマで書かれています。実行不可能と書いていますが意外とそうでもありません、非常に身近な部分もあり、なるほどというくだりは結構あります。 

蕎麦のお話もなかなか良いですね。15年前にこの本を読んで、蕎麦屋の良し悪し、食べ方など参考にさせてもらいました。いい本です。
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