麺を究める日記

麺の探求がライフワーク

武士の娘  著者:杉本鉞子(すぎもと えつこ) 翻訳:大岩美代

杉本鉞子婦人は明治6年越後の国、長岡藩の家老、稲垣家に産声をあげられた。
家老職にあった稲垣家は明治維新後に蚕糸農家と、旅籠の主人となった。その六女である鉞子は、杉本氏と結納を交わし明治年間に貿易商杉本氏と結婚のため24歳のとき単身で渡米する。
江戸で英語の勉強をしてからの渡米である。
武家の家庭の中で武士の娘としての厳しい躾と教養を身につまれた。
その武士の娘から見た長岡城下の風景や、アメリカでの生活において武士の価値観で気高く毅然とした精神で生きてゆく姿は、素晴らしかった日本の心であったのだとつくづく感じいります。
明治維新直後に生まれた女性が書いた本を、大正生まれの女性が翻訳した、素晴らしい本でした。

※この本は英語で書かれて出版されました。その後ベストセラーとなり7ヶ国語に翻訳されたものであります。

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