麺を究める日記

麺の探求がライフワーク

鬼平犯科帳(6)

東北新幹線の車中で鬼平を読む。
色んな本に寄り道をしながらも鬼平だけは忘れない。
何故かと言うと単純に面白いからである。
第六巻も相変わらずの池波ぶしの炸裂ですね。
そして鬼平のたくましさが増してきてる事がわかる。
「狐火」の奥深さもあるのだが、私的に6巻の面白いお話は「大川の隠居」であった。
風邪をこじらせた平蔵の役宅に忍び込んだ老盗賊のお話。
平蔵が老盗賊に盗まれた父親の形見の煙管を偶然に見かける。
その後の追い込み方は実に面白く爽快。

粋でいなせな江戸っ子そのもの。

「こんな生き方が出来たら楽しいだろうなぁ」と思う楽しいお話でした。

第三十七話  礼金二百両         昭和四十六年一月号
第三十八話  猫じゃらしの女       昭和四十六年二月号
第三十九話  剣客            昭和四十六年三月号
第四十話   狐火            昭和四十六年四月号
第四十一話  大川の隠居         昭和四十六年五月号
第四十二話  盗賊人相書         昭和四十六年六月号
第四十三話  のっそり医者        昭和四十六年七月号

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