麺を究める日記

麺の探求がライフワーク

信州更科蕎麦所 船橋更科(船橋市湊町1-2-21)

船橋の本格手打ちそば「船橋更科」さんを訪問した。
このお店は信州更科蕎麦処 築地さらしなの里(中央区築地3-3-9)」で修行された先代が起こしたお店のようである。
所謂、更科系の本流の流れを汲むお店であるのだと思います。
系図は「信州更科蕎麦所 布屋太兵衛」⇒「麻布永坂更科」⇒「麻布永坂更科支店 布屋善次郎」⇒「さらしなの里」⇒「船橋更科」となります。
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強く冷たい風にたなびく白い暖簾を潜りお店に入る。
こざっぱりとしたお店の窓際の席に座ると、着物姿の女性がお茶とお絞りを運んできます。
お品書きを見てご新造さんは「花巻そば」を、私は「小せいろ四種そば」をお願いした。
早速ではあるが「花巻そば」が運ばれてきた。
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塗り物丼に蓋が付いた器です。
年季の入った器は渋いですね。
海苔の香りが汁にも移り非常にいい感じ。
蕎麦は輪郭のしっかりした美味しい蕎麦であるが、出汁がいまいち風味を感じさせない。
出汁の風味をもう少し引き出せばレベルはぐっと上がるのだろう。
続いて「小せいろ四種そば」の一枚目の変わりそば「伊予柑切り」が運ばれてきた。
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更科の蕎麦に黄色い伊予柑のつぶが見えている。
この後、以下の順番で蕎麦が運ばれてきます。

伊予柑切り」

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更科そば

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「田舎そば」

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「もりそば」

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どの蕎麦も更科系の蕎麦屋の特徴を出した蕎麦で、素晴らしい歯応えと喉越し、そして風味を湛えています。
自家製粉された蕎麦粉をしっかりと手打ちして蕎麦のレベルは充分なものであります。
汁は所謂、更科系に見られる真っ黒い汁です。
ここの汁は出汁の加減が弱いように感じるが、まあしかし美味い蕎麦でした。
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特に「田舎そば」は素晴らしいテンションがあり噛んで食べると甘味があり美味しかったです。

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