麺を究める日記

麺の探求がライフワーク

手打そば 志な乃(千代田区九段北1-9-11九段長谷川ビル1階)

久しぶりの市中見回りは九段下ですよ。
地下鉄の駅から地上に出ると、むっとした空気の漂う日だった。
目指すは「手打そば 志な乃」さん、駅から5分であります。
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おの店の数軒先にはラーメンでの有名店「斑鳩」さんがあります。
飴色がかった暖簾を潜りお店に入ると、二階から「いらっしゃいませ」と女性の声が聞こえ、二階に上がるようになっている。
午後の2時半を回り流石にお客さんは途切れていた。
お品書きを見て「おつまみセット」¥1,000をお願いします。
内容はビール(中瓶)叉は日本酒(一合)板わさ、小鉢2皿である。
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ビールと付け出しが運ばれた。
先ずは、ビールをググッと傾けて、切り昆布の煮付けに酢のかかった物をズズッと啜る。
んんん~ 天晴れ 天晴れ。
蒸し暑い空間からお店に入り、落ち着いたところでこの味は実に爽やかです。
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次々に「おつまみセット」が運ばれてきた。
更にグ~ッとビールを傾けてから日本酒をお願いした。
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程よく冷えた日本酒が食道から胃袋を刺激しますね。
喉越しの良い旨い日本酒です。
石川県の「大吟醸 手取川」は良い酒ですね。
蒲鉾にも若布にも山葵を乗せて頂く。
日本酒との相性は最高です。
お酒を楽しんでいる途中で蕎麦をお願いする。
私は「ざるそば」刻み海苔は別盛りでお願いする。
ご新造さんは「五色(かけ)そば」の蕎麦小盛りでお願いしました。
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暫くすると「五色(かけ)そば」が運ばれてきます。
透明な汁が関西風に見える。
一口頂いてみると、出汁の利いた素晴らしい味ですね。
蒲鉾、厚焼き玉子、椎茸、絹さや、短冊ネギ、鶉の玉子が綺麗に盛り付けられている。
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続いて「ざるそば」が運ばれてきました。
角の出た良い蕎麦ですね。
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蕎麦一本一本がテンションを保ち、蕎麦と蕎麦の間に空間を作り出しています。
程よく水分が回った蕎麦は、しっかりと圧縮されて噛み心地を想像させる。
先ずは、そのまま啜る。
想像通りですね。
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汁は透明な物で、何店舗かある志な乃さんのお店、特有の物です。
蕎麦をどっぷりと浸してみる。
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透明度が高いですね。
この汁の製法も先人から受け継がれた物であろうと思います。
そして、一気に啜ると出汁の利いた汁としっかりと圧縮された蕎麦は最高の融合を見せています。
美味いですよね。
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薬味を使いながら、啜る、啜る、啜る。。。
穀物感のある蕎麦は美味いです。
最後に蕎麦湯を頂きます。
出汁の利いた汁に蕎麦湯を注ぐ。
これもまた良い味です。
二杯目は残ったそばつゆを猪口に入れて、蕎麦湯を注ぎ、準備されていた天カスを蕎麦湯の上に浮かせてから頂く。
美味いです。
久しぶりの手打そばでした。


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