麺を究める日記

麺の探求がライフワーク

鬼平犯科長(16)

この巻は全編にわたって面白いですね。
影法師はうさぎ事、木村忠吾のお話、さむらい松五郎のお話の続きのようなもの。
どれをとっても筋書きに奥深さがあり、素晴らしく面白い。
そして、登場人物の背景がしっかりしている。
火付け船頭も何ともやるせなさが漂うが、最後に〆る。
見張りの糸も当時としてはありえる話かな。
池波正太郎さんの絶好調な執筆のように感じます。
面白いですね。

第百四話   影法師         昭和五十二年二月号
第百五話   網虫のお吉      昭和五十二年三月号
第百六話   白根の万左衛門   昭和五十二年四月号
第百七話   火付け船頭      昭和五十二年五月号
第百八話   見張りの糸       昭和五十二年六月号
第百九話   霜夜            昭和五十二年七月号

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