あるシネマディクトの旅(池波正太郎)
〈本の説明文〉 「はじめてフランスへ行った。フランス映画を四十何年も観つづけてきていた所以か、すこしも違和感がなかった。」言葉は通じなくとも、老夫婦が営む居心地のよい居酒屋をみつけ、旬の味覚に舌鼓をうち、絵筆を動かし、仕事を忘れて悠然たる時の流れに身をまかせる。フランス紀行3作をまとめた決定版。著者直筆の挿絵多数。
池波正太郎氏のフランス・スペインの紀行作品。
欧米文化の中でも池波さんの街歩きは渋くて素晴らしい。
物を見る目や、行動の仕方は国が変わっても日本に居る時同じに見える。
極めると人間同士は通じるのだと思います。
池波さん直筆の絵は味があって良い絵です。
素晴らしい本でした。