麺を究める日記

麺の探求がライフワーク

鬼平犯科長(22)

久しぶりに鬼平犯科帳の更新です。
22巻目は「特別長編 迷路」ですね。
お話は捕物から始まる。
池尻の辰五郎率いる一味を一網打尽にし、一息ついた頃に半弓を用いて与力 秋本源蔵暗殺事件が起きるのである。
平蔵と長男辰三は何とか襲撃をかわすが、下僕まで暗殺されてしまう。
平蔵は苦悩に喘ぎながら坦々と捜索網を張り巡らせ、密偵の玉村の弥吉のつながりで事件の解決に向かう。
もう一つの読み処はこの事件の背景に平蔵の過去が絡み、その過去が浮き彫りになるのである。
長編傑作でした。


第百四十二話   豆甚にいた女    昭和五十八年五月号
第百四十三話   夜鴉        昭和五十八年六月号
第百四十四話   逢魔が時     昭和五十八年七月号
第百四十五話   人相書き二枚   昭和五十八年八月号
第百四十六話   法妙寺の九十郎  昭和五十八年九月号
第百四十七話   梅雨の毒      昭和五十八年十月号
第百四十八話   座頭・徳の市    昭和五十八年十一月号
第百四十九話   托鉢坊主      昭和五十八年十二月号
第百五十話    麻布・暗闇坂    昭和五十九年一月号
第百五十一話   高潮         昭和五十九年二月号
第百五十二話   引鶴         昭和五十九年三月号


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