麺を究める日記

麺の探求がライフワーク

江戸蕎麦手打処 あさだ 自家製粉 十割蕎麦(台東区浅草橋2-29-11)

いよいよ大晦日
蕎麦を頂きましょう。
そうです、年越し蕎麦ですね。
今年は此方のお店「江戸蕎麦手打処 あさだ」さんです。

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安政元年創業なので158年の歴史を刻むお店ですね。
こじんまりとした一階のフロアーはほぼ満席に近い。
壁際の二人掛けの席に座るとお品書きが出された。
先ずは樽酒をお願いした。
確か菊正宗だったと思います。
この、樽の風味が独特の雰囲気を感じさせますね。
年末だな。

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硝子の猪口に樽酒を注いで喉を潤す。
木の風味が鼻に抜ける。
江戸の時代は上方から江戸まで樽でお酒が輸送されていて、その一ヶ月ぐらいの輸送期間で丁度良くお酒に杉の木の風味が移植されたと言います。
風情がありますね。
アテは鱈の白子の天ぷらですよ。

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熱々の天ぷらに塩をちょんと付けて頂きます。

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白子は熱々でこれは美味い。
あまりにも熱くて日本酒を流し込む。
とろけるような食感でまったりとした味は美味いですね。
日本酒を傾けながら満足の一品でした。
蕎麦が出される。

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汁を猪口に注ぐと透明度のある汁ですね。

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蒸篭に盛られた蕎麦の姿は、人の手を加えられた物であると分る出立ち。
所謂、穀物感のある蕎麦ですね。

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そして、角がしっかり見えます。
瑞々しくってしゃきっとしてるね。
箸でザックリと手繰る。
汁に持って行って一気に啜った。

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美味い!!
良い蕎麦ですね。
150年以上続いてる事がわかる。

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蕎麦に山葵を乗せて頂く。
透明度の高い出汁のきいた汁が相性が良い。

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山葵と葱で頂く。
これもイイね。

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七味も試してみるよ。
これもまた良いね。
お店の対応も洗練されていて、流石に歴史のあるお店だな感じた。
美味しい蕎麦でした。