江戸流 本格 手打ち蕎麦処 もりき(八戸市櫛引寺沢3-1 )
八戸の市街地から少し外れた国道沿いにあるお店「江戸流 本格 手打ち蕎麦処 もりき」さんへ訪問した。
駐車場にレンタカーを停めてお店に向かう。
最初はお店は何処かなと思いますが、自宅を改造したお店らしい。
玄関を入ると、開店準備中で「中で少しお待ちください」とご主人に言われる。
テーブルに置かれたお品書きを見ると、一ページ目に「二八蕎麦、十割蕎麦合わせて24食完売時点で終了させていただきます」と書かれている。
なるほど、毎日が限定のような蕎麦なんですね。
ページをめくるとプロフィールが記してあって、自衛隊を退官後、趣味のそば打ちが「蕎麦ウイルス」に感染してお店を開いてしまったらしい。
お店を開く決心をしてから北海道は札幌の「長庵」さんで更科蕎麦と、八戸の「番町庵」さんで田舎蕎麦の打ち方の修行を重ねたと書かれていた。
奥方様と思しき方が注文を取り来られましたので、十割蕎麦大盛りと二八蕎麦大盛り、そして海老天をお願いした。
暫くすると蕎麦が運ばれてきました。
セイロにタップリの蕎麦が盛られている。
角の出た十割蕎麦。
これは美味そうだ。
先ずはそのまま啜る。
蕎麦の香が口に広がった。
期待通りですね。
天ぷらも出される。
このボリュームで600円は充分ですね。
手繰った蕎麦をそばつゆに少しだけ蕎麦を浸して、一気に啜る。
ん~ 美味いですね。
一寸甘さを感じる汁が、蕎麦と実に良くあっている。
そして喉越しは抜群だ。
山葵はツンとしていて、実に爽やか。
紫色の辛味大根はそれ程辛くは無かったが、大根の風味が良くあう。
葱と山葵でいただく。
均等に切られた蕎麦と薬味、これは美味い。
天ぷらは塩で食べて欲しいと言われたので、塩を皿に落としてカボチャを食べてみた。
かりっとした食感が実にいい感じ。
美味いですね。
次は気になっていた一味と七味を試してみましょう。
京都の七味家本舗の一味と七味ですね。
先ずは一味です。
繊細な一味ですね。
角の取れた上品な辛味。
美味いですね。
七味はどうでしょう。
山椒のきいた良い七味です。
風味が抜群ですね。
流石に京都で350年間、愛され続けてきた七味です。
ご新造さんの二八蕎麦は十割とそれ程色の違いを感じません。
しかし、此方もしっかりと角の出た蕎麦。
奇麗に切りそろえられていますね。
味見をさせてもらう。
しっかりと圧縮された蕎麦は歯応え充分。
良いコシが出ています。
汁が良く絡む蕎麦は喉越しも良くて美味い。
最後に海老天を塩で食べる。
サックリした衣が海老を包み込み、海老の旨味を包み込んでますね。
美味しかったです。
最後にそば湯をいただく。
白濁したそば湯を堪能して御馳走様でした。
一日、24食限定のそば、美味しくいただきました。