麺を究める日記

麺の探求がライフワーク

江戸流 本格 手打ち蕎麦処 もりき(八戸市櫛引寺沢3-1 )

八戸の市街地から少し外れた国道沿いにあるお店「江戸流 本格 手打ち蕎麦処 もりき」さんへ訪問した。
このお店から八戸市内に向かって橋を渡ると、鎌倉時代以来の由緒ある神社「櫛引八幡宮」がある、良い場所です。

イメージ 1

駐車場にレンタカーを停めてお店に向かう。
最初はお店は何処かなと思いますが、自宅を改造したお店らしい。
玄関を入ると、開店準備中で「中で少しお待ちください」とご主人に言われる。

イメージ 12
イメージ 16
























テーブルに置かれたお品書きを見ると、一ページ目に「二八蕎麦、十割蕎麦合わせて24食完売時点で終了させていただきます」と書かれている。
なるほど、毎日が限定のような蕎麦なんですね。
ページをめくるとプロフィールが記してあって、自衛隊を退官後、趣味のそば打ちが「蕎麦ウイルス」に感染してお店を開いてしまったらしい。
お店を開く決心をしてから北海道は札幌の「長庵」さんで更科蕎麦と、八戸の「番町庵」さんで田舎蕎麦の打ち方の修行を重ねたと書かれていた。
奥方様と思しき方が注文を取り来られましたので、十割蕎麦大盛りと二八蕎麦大盛り、そして海老天をお願いした。

イメージ 17

暫くすると蕎麦が運ばれてきました。

イメージ 18

セイロにタップリの蕎麦が盛られている。

イメージ 19

角の出た十割蕎麦。
これは美味そうだ。
先ずはそのまま啜る。
蕎麦の香が口に広がった。
期待通りですね。

イメージ 20

天ぷらも出される。
このボリュームで600円は充分ですね。

イメージ 21

手繰った蕎麦をそばつゆに少しだけ蕎麦を浸して、一気に啜る。
ん~ 美味いですね。
一寸甘さを感じる汁が、蕎麦と実に良くあっている。

イメージ 4

そして喉越しは抜群だ。
山葵はツンとしていて、実に爽やか。

イメージ 5

紫色の辛味大根はそれ程辛くは無かったが、大根の風味が良くあう。

イメージ 6

葱と山葵でいただく。
均等に切られた蕎麦と薬味、これは美味い。

イメージ 7

天ぷらは塩で食べて欲しいと言われたので、塩を皿に落としてカボチャを食べてみた。

イメージ 8

かりっとした食感が実にいい感じ。
美味いですね。

イメージ 14
イメージ 15
























次は気になっていた一味と七味を試してみましょう。
京都の七味家本舗の一味と七味ですね。
先ずは一味です。
繊細な一味ですね。
角の取れた上品な辛味。
美味いですね。

イメージ 9

七味はどうでしょう。
山椒のきいた良い七味です。
風味が抜群ですね。
流石に京都で350年間、愛され続けてきた七味です。

イメージ 10

ご新造さんの二八蕎麦は十割とそれ程色の違いを感じません。

イメージ 22

しかし、此方もしっかりと角の出た蕎麦。
奇麗に切りそろえられていますね。

イメージ 2

味見をさせてもらう。
しっかりと圧縮された蕎麦は歯応え充分。
良いコシが出ています。

イメージ 3

汁が良く絡む蕎麦は喉越しも良くて美味い。

イメージ 11

最後に海老天を塩で食べる。
サックリした衣が海老を包み込み、海老の旨味を包み込んでますね。
美味しかったです。

イメージ 13

最後にそば湯をいただく。
白濁したそば湯を堪能して御馳走様でした。
一日、24食限定のそば、美味しくいただきました。