麺を究める日記

麺の探求がライフワーク

最後の相場師(津本陽)

  最後の相場師(津本陽

初版発行は昭和六十三年一月十日ですが、私が読んだのは平成
19年です。 帯にも記されている通り、相場の大原則を捻じ曲げようとする
人間たちが現れじ初め、出版社はここぞとばかりに再販したの
ではないかと思います。 著者は私の好きな著者だった事と、時代のトレンドと思い読ん
だのでした。 これがおもしろい。 是川銀蔵、是銀の異名を証券界にとどろかせた男の話である。 晩年に近い頃、突然 証券界にデビューしいきなり松下幸之助
大正製薬上原正吉を抑え長者番付の一位に躍り出る。 しかし、ここに至るプロセスは浮沈の人生であった。 手痛い失敗に裏付けられた成功であったのだろう。 おもしろい本でありました。
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