麺を究める日記

麺の探求がライフワーク

かね久 山田手打ちそば店(北海道函館市宝来町25-2)

函館三日目の昼食は此方のお店「かね久 山田手打ちそば店」です。
大正中期創業の津軽蕎麦を出すお店は、北海道ミシュランで一つ星を獲得しているらしい。

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期待に胸を弾ませて、風にたなびく白い暖簾を潜る。
ウッディーな店内のど真ん中の席に座る。

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お品書きを見て、私は「かけもりセット」を御願いする。
ご新造さんは「もりそば」だ。
女性が二人で切り盛りするお店の中は、小綺麗で無駄な物は一切置かれていない。
津軽蕎麦とは、水に入れてふやかした大豆をすり鉢ですり潰してしぼった呉汁(ごじる)をつなぎに使用して打ち上げたのが津軽そばの特徴です。
神楽坂の「生粉手打ち 芳とも庵(新宿区納戸町10番地)」が思い出される。

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そんな事を考えていると、もりそばが出される。

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如何にも手打という見た目と色が実に良い感じだ。

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ぶっきらぼうに盛られた蕎麦は見るかに歯応えのある形をしている。

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んん~ そそるな。
これは良い蕎麦だ。

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かけそばが運ばれて来た。
これがまた素晴らしい盛りつけだ。
汁が良い香りです。
たまらず丼を持ち上げて汁を味わう。
これは旨い!!

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蕎麦を啜る。
おお~ 良い歯応えだ。
そして、この汁が実に良い。
辛くもなく蕎麦の風味を邪魔するわけでもない出汁は、魚の出汁の奥深さを感じる。

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何と素晴らしいかけそばだろう。
ご新造さんにも味見をさせてから、一気に蕎麦を食べて汁も飲み干した。
旨い!!

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もりそばも抜群だ。
歯応えが実に良い塩梅だ。

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山葵とネギで戴く。
ぎしっと歯応えのある蕎麦に、少し甘さのある汁が実よく合う。
一気に蕎麦を平らげる。

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そして、そば湯だ。
んん~~~ これがまた美味い。
この出汁が実に良いですね。

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久しぶりに良い蕎麦を食べました。
こんなにレベルの高い蕎麦に、函館で出会えるなんてラッキーでした。
また何時か訪問したいですね。

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手書きの「かね久山田」いい感じです。
おみやげ500円がなんとも良いですね。
昼の2時間半しか営業していなお店ですので、訪問する時は気を付けたいです。
実は前日の夕方に訪問して、昼の営業しかしていないと言う事を知ったのでした。
さぁ、これからタクシーで駅に向かいます。

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てくてく歩いているとこんな石碑が。
蕎麦の歴史のある場所なんですね。

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駅に着いてレストランに入るが何も食べられません。
そして、とにかく疲れました。
ウーロンハイを飲みながら電車の時間を待つ。
2杯も飲んじゃいました。