麺を究める日記

麺の探求がライフワーク

松玄 凛(中央区銀座7-8-7 ギンザグリーン4F)

中国出張から帰国した翌日は銀座へ散歩に出た。
初桜を愛でる為だ。
しかし、外は意外に涼しく場所によっては満開だが、道々の桜は三分、四分咲きと言った所だ。
先ずは、先に昼食を済ませようと言う事になり、蕎麦の美味しいお店「松玄 凛」さんに入る。
エレベーターで4階へ上がると芥子色の暖簾が下がっている。
暖簾を潜り足を踏み入れると、お勘定場です。

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お店の方に2名である事を告げると、個室のような席に案内された。
通路では石臼が回っている。

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ビールをお願いする。
サッポロ「白穂の香」です。
このビールは美味いですよね。

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私は「三種の蕎麦懐石」をお願いしてあったので、先ずはそばつゆと薬味、天汁、胡麻豆腐が運ばれて来た。

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胡麻豆腐は良く冷やされている。

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山葵を乗せて食べてみると、まったりとした甘みのある胡麻の風味が美味いですね。
山葵が爽やかさを演出しています。
「白穂の香」が合うね。

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ご新造さんの 松玄ご膳 『花凛』が運ばれて来た。
全14品、30種以上の食材、もりそば付きです。
女性には人気がありそうだ。

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私の天麩羅が運ばれて来た。

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同時に凛蕎麦が出される。
所謂、更科そばですね。
真っ白な凛蕎麦をそのまま啜る。
素晴らしい歯応えと蕎麦の風味が素晴らしい。

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汁に三分の一ほど浸して啜る。
甘みのある更科蕎麦は美味いですね。

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生姜を乗せて甘みのある汁で蕎麦を啜る。
生姜が合いますね。

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汁に白ごまを落として啜る。
細い更科の歯応えと甘み旨味のある汁が実に良くあっていた。
これは、次の蕎麦も期待出来るね。

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熱々の海老天を更科の汁で食べてみる。
悪くはないね。

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ご新造さんのプレートに付く蕎麦のセットだ。
ご飯にみそ汁。
蕎麦に茶碗蒸しまで付くんですね。
これは満足度が高そうです。

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次の蕎麦は「もり蕎麦」です。

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「もり蕎麦」も完成度が高い。
ぎっしり圧縮された蕎麦は良い歯応えだ。
蕎麦の香りが鼻を抜ける。

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山葵で戴くとこれがまた最高です。
蕎麦と汁と薬味のコラボレーションは最強です。

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七味で煌びやかに啜る。
美味いですね。

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最後は「田舎蕎麦」です。

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殻毎挽いた田舎蕎麦の色は抜群に良い色だ。
そのまま啜ると、田舎蕎麦もまた歯応えが良く、良い仕上がりだ。
喉越しの風味も良いね。

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山葵で戴くと蕎麦の醍醐味が存分に感じられる。
素朴な蕎麦と清流の刺激的な辛さが実に良くあうのだ。
これぞ日本ならではの味ではないか。

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葱が加わると更に味の幅は広がる。
美味いですね。

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七味で煌びやかな蕎麦に変化させて味わう。
久しぶりに食べる手打ちそばは美味しいですね。
食べ終わった瞬間に、やっぱり日本人で良かったとつくずく思う瞬間だ。
蕎麦の良さを味わって、本当に美味しいと感じる事の出来る外国人は少ないだろう。
この繊細で稚拙美のある味わいは、日本人だからこそ満足出来るように思う。

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ご新造さんはお肉を食べられないので、私が食べます。
良い味ですよ。

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薄濁りのそば湯で閉める。
美味しい蕎麦でした。

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最後はデザートに紅茶。
素晴らしいコストパフォーマンスです。

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デザートは「粒蕎麦アイスクリーム」です。
栗が2個、ゼリーが添えられて、実に爽やかでした。
久しぶりに美味しい蕎麦を堪能しました。