麺を究める日記

麺の探求がライフワーク

犬の愛に嘘はない(J・M・マッソン)

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亡くなって5年が経過した我が愛犬は、何を考えていたんだろうと改めて考える為に、この本を読んでいます。
「犬の愛に嘘はない」という本です。

ラブラドール・レトリバーの原種と言われる、私の家族であった黒い彼は沖縄で生まれました。イエローとの混血種ですが、父親はチャンピオン犬。チョコレートの因子を持っている血統です。

私が、あるペットショップで色んな犬種を眺めていると、彼と目と目が合いこの手で抱き上げてしまったが最後、二度と手放す事が出来なかったのです。
日本ケンネルの血統書付きで購入したのでした。

自宅で一緒に生活するようになり、12年が経ち彼は大空へ旅立ったのでした。
その12年間は、私の妻や子供達と一心同体のような家族そのもの。
表情までわかる関係であったと確信しています。
ご新造さんの指示には確実に従います。
スリッパを指示した人に持ってゆきます。
勿論ですが、咥えられるものは殆ど。
お座り、待て、伏せと何でも聞き分けます。
食事の時間には、大喜びの表情が忘れられない。
散歩の公園で駆け回る時の喜び。
お風呂に入った時の安らぎ。
怒られた時の悲しげな表情。
お留守番の時の表情。
その表情をみて、全てに何らかの感情を感じた。
そして、力つきて天国に行く寸前に、最後の力を振り絞って頭をもたげて私の目を見て事切れた時が忘れられない。

私くしたちの家族の一員として暮らした日々は幸せだったのか。
本当に嬉しくて楽しくて満面の笑顔だったのだろうかとずっと考えていたのでした。
この本を読んでみて、確信しました。
彼は私達の家族の一員として、私達に主張して甘えて無償の愛情を表していたんだと。
良かったです。