麺を究める日記

麺の探求がライフワーク

そろそろ旅に(松井今朝子)

そろそろ旅に(松井今朝子

作家は松竹を退社後、フリーとなり1997年第八回時代小説大賞を受賞、2007年『吉原手引草』で第百三十七回直木賞を受賞した経歴を持つ。今回の作品は『東海道中膝栗毛』を著した十返舎一九こと、重田与七郎の生涯を書いた本であります。役人を経験し、大坂では材木問屋の若旦那、江戸において物書きの腕を上げ大人気作家となり、江戸時代の最大のベストセラーを書いた。当時の庶民は国から国への移動が大変な事でありました。旅人の旅の空の話しは、庶民にとって非常に興味のある楽しい娯楽であった事が、人気となったひとつの理由でもあります。『永遠の旅人』十返舎一九は素晴らしい作家でありました。

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