麺を究める日記

麺の探求がライフワーク

坂の上の雲(司馬遼太郎)

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司馬遼太郎の著書
秋山真之秋山好古正岡子規たちが明治という時代に立ち向かった青春群像を描いた本であります。
日露戦争に突入しそれぞれの違った人生が繰り広げられ、非常に感銘を受けた本でもあります。
丁度この本を読んでいるとき、中国大連に行く機会がありました。
私が行った時期は丁度12月の終わり頃で、乃木希典大将率いる部隊が、203高地奪取を達成した時期に非常に近く、寒さ、景色などがこんな感じだったんだろうなと思うと小説のリアリティが伝わりました。
気温は日中で-5度~-10度位で夜は-15度~-20度で足のつま先がちぎられる様に痛いのでありました。景色も荒涼とした原野が寒々として、人を寄せ付けない厳しさを持ち合わせている。
このような環境の中で明治の軍人たちは、お国のために戦ったんだなとしみじみと思いました。

司馬遼太郎の代表的長編小説「坂の上の雲」を原作として、NHKスペシャルドラマ「坂の上の雲」を平成21年(2009年)から3年にわたって放送します。

◎キャスト

秋山 真之(あきやま さねゆき)・・・本木 雅弘
秋山 好古(あきやま よしふる)・・・阿部  寛
正岡 子規(まさおか しき)・・・・・香川 照之
正岡  律(まさおか りつ)・・・・・菅野 美穂
             (以上 2007年1月18日発表)
夏目 漱石(なつめ そうせき)・・・小澤 征悦
             (2007年11月9日発表)

◎放送スケジュール

2009年秋:(全5回)
第1回 「少年の国」 11月29日(日)
第2回 「青雲」   12月 6日(日)
第3回 「国家鳴動」 12月13日(日)
第4回 「日清開戦」 12月20日(日)
第5回 「留学生」  12月27日(日)
   各日 午後8:00~9:30(総合)

2010年秋(予定):(全4回)
2011年秋(予定):(全4回)

第1回「少年の国」
260年続いた幕藩体制を倒して、日本には「明治」近代国家が誕生した。その国は、帝国主義まっただ中の西欧列強という「大人」たちに囲まれた「少年の国」であった。四国・伊予松山に三人の男がいた。後に明治日本が直面した最大の危機「日露戦争」において、大きな役割を担うことになる秋山好古・真之兄弟と日本の近代文学を代表する正岡子規である。三人の主人公は松山の人々とその風土の中で育ち、やがて東京へと旅立って行く。

第2回「青雲」
真之と子規が上京した東京は、文明開化の奔流のただ中にあり、伊予松山とは別世界であった。真之と子規は東大予備門に合格するが、自分たちの将来について悩む。文学を一直線に目指す子規を見て、真之は「自分は何ができるのか」という問いに直面する。「一身独立して国家独立す」という兄・好古の座右の銘を深く考えた真之は、子規と袂を分かち、海軍兵学校に入学して自分の道を探し始める。一方、後に「日本騎兵の父」と言われた好古は、フランスの陸軍士官学校に留学する。明治という生まれたばかりの時代は青雲の志に満ちていた。その中で、三人の主人公は、将来に向かって歩み始める。

第3回「国家鳴動」
西欧列強の荒波の中に漕ぎ出した「少年の国」明治日本もまた、主人公たちと同じように、世界という舞台で悩んでいた。憲法を制定し近代国家の基礎を固め始めた日本だが、来日中のロシア皇太子ニコライ2世が暴漢に襲われ、ヨーロッパの大国ロシアとの間に緊張が走る。海軍兵学校を卒業し海軍にいた真之と、フランスから帰国し騎兵学校の教官になっていた好古は臨戦態勢に入る。

第4回「日清開戦」
南下政策を推し進めるロシア、自らの属国と自負する清国、新たに地歩を築きたい日本、その三国の間で朝鮮は揺れていた。朝鮮王室の内紛に端を発して、日本と清国の間に戦争が勃発する。好古は、乃木希典らとともに出征し、旅順要塞の攻撃に参加する。子規は従軍記者として戦場を訪れ、戦争と文明について再認識する。真之は巡洋艦「筑紫」で初めて実践に参加し、現実の惨状に衝撃を受ける。

第5回「留学生」
日清戦争後、真之たち海軍の若手将校に海外留学の話が持ち上がる。真之はヨーロッパの大国への留学よりも、敢えて新興国アメリカへの留学を決意する。真之の親友広瀬武夫は、将来の日露の衝突を予見し、ロシアへの留学を希望する。真之はアメリカで新興国の勢いを感じ、伝統にとらわれない合理的な戦術に目を見張る。世界情勢は、ヨーロッパ列強に日本・アメリカが参入し、新しい時代を迎えようとしていた。

第6回「日英同盟」 第7回「子規、逝く」 第8回「日露開戦」 第9回「広瀬、死す」

第10回「旅順総攻撃」 第11回「二〇三高地」 第12回「敵艦見ユ」 最終回「日本海海戦