麺を究める日記

麺の探求がライフワーク

ぜいたく列伝(文春文庫)

こんな本を読んだ。
カバーでの本のPRは以下の通りである。
「ぜいたく自身が人徳になっている人たちが、私にはすがすがしい余韻を残してくれたように思われる。物質的な奢りよりも、むしろ精神的な完璧を求めてやまないのが、至上のぜいたくだ」(あとがき)。みごとな生涯をおくった一流の人物の一級の人生を、芸術を見るような喜びを味わいつつ軽妙清雅な筆致で綴る、第一等の人物論。
と書かれている。
読んでみると、あまりお金に困らなくなってからの人生の紹介とでも言いましょうか。
そこに行き着くまでは大変だったのでしょうが、世間離れした話が多いように思った。
私もゴールした訳ではないので、微力ながら頑張って行こうと思いました。
著者が書いているように人物伝として読んでも面白いです。

イメージ 1


著者 : 戸板康二[トイタヤスジ]
1915(大正4年)~1993(平成5年)。東京都生まれ。慶応義塾大学文学部国文科卒業。演劇評論家、小説家。昭和34年に「団十郎切腹事件」で直木賞受賞。昭和50年に「グリーン車の子供」で日本推理作家協会賞を受賞。昭和51年に菊池寛賞受賞。昭和52年に日本芸術院賞受賞