鬼平犯科帳(4)
済州島(チェジュ)行きの飛行機の中で4巻目を読破した。
鬼平の人物像はどんどん輪郭がはっきりとしてきて、親分肌がにじみ出てきている。
事件は複雑化しながらも江戸の粋が出ていて面白さのレベルが上がってゆく。
「密通」のどんでん返しも奥深さを感じました。
その奥深さの中に人間の心の底にあるいろいろなものを表現している。
「おみね徳次郎」も同じ穴の狢と言おうか、同じ性質を持ったもの同士が引き合う、なんとも不思議な人間の性を感じる。
最後の「夜鷹殺し」等は現代にもありそうな話であります。
親が子を叱り付け、自殺に追い込む。
第4巻も非常に面白い仕上がりでした。
鬼平の人物像はどんどん輪郭がはっきりとしてきて、親分肌がにじみ出てきている。
事件は複雑化しながらも江戸の粋が出ていて面白さのレベルが上がってゆく。
「密通」のどんでん返しも奥深さを感じました。
その奥深さの中に人間の心の底にあるいろいろなものを表現している。
「おみね徳次郎」も同じ穴の狢と言おうか、同じ性質を持ったもの同士が引き合う、なんとも不思議な人間の性を感じる。
最後の「夜鷹殺し」等は現代にもありそうな話であります。
親が子を叱り付け、自殺に追い込む。
第4巻も非常に面白い仕上がりでした。
第二十二話 霧(なご)の七郎 昭和四十四年十月号
第二十三話 五年目の客 昭和四十四年十一月号
第二十四話 密通 昭和四十五年一月号
第二十五話 血闘 昭和四十五年二月号
第二十六話 あばたの新助 昭和四十五年三月号
第二十七話 おみね徳次郎 昭和四十五年四月号
第二十八話 敵 昭和四十五年五月号
第二十九話 夜鷹殺し 昭和四十五年六月号
第二十三話 五年目の客 昭和四十四年十一月号
第二十四話 密通 昭和四十五年一月号
第二十五話 血闘 昭和四十五年二月号
第二十六話 あばたの新助 昭和四十五年三月号
第二十七話 おみね徳次郎 昭和四十五年四月号
第二十八話 敵 昭和四十五年五月号
第二十九話 夜鷹殺し 昭和四十五年六月号