麺を究める日記

麺の探求がライフワーク

国銅(帚木蓬生)

  国銅(帚木蓬生)

東大寺の大仏建立の話ですが、過去にも色々な作家が書いた多くの本が出され
ているそうです。 この本は人足の視点から見た大仏建立話で、山から岩盤を切り出し、砕き、
運び、銅を取り出し、型枠を作り、溶かし、鋳込む。全てが手作業で行われる。 どれだけの人間が死んだのか判らない。 大仏建立は一大国家プロジェクトでありました。 仕事が生まれ、賃金がもらえて、生活が成り立つ。 国民の暴動は抑えられ平和な社会が出来る。 そんな話が帚木蓬生さんの素晴らしい文章により完結される。
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