池波正太郎の世界26 朝日ビジュアルシリーズ
26巻目のテーマは鬼平犯科帳。
池波流捕物帳の世界をいろいろな角度で分析している。
面白い。
歴史を知るは江戸の岡場所についてである。
庶民の非合法の歓楽街が江戸には多かったんですね。
別の本で読んだ事があるが、当時は全国に合法の遊郭が確か5箇所と記憶している。
当時も世界有数の大都市だった江戸、平和な時代だったんですね。
ゆかりの名店は泥鰌のお店「伊せ喜」です。
私は「駒形どぜう」に何度か訪問した事がありますが、いつも今頃の季節に訪問した。
炭火の上に、泥鰌が丸ごと並べられた鉄鍋を置いて、笹がき牛蒡と葱を山盛りのせて山椒をタップリ振る。
牛蒡や葱がしんなりなってきたところを泥鰌と一緒に頂くと江戸に味だな~と、風情を感じるのです。
江戸時代は夏場を乗り切るための庶民の食べ物だったのだろう。
この「伊せ喜」も有名なお店らしい。